就職・転職ノウハウ

【ハンドボール部専用】例文あり|部活動経験をアピールした自己PRの書き方

~ハンドボール部Tさんの場合~

自己PRでは、自分が今までの経験で学んだこと、今後活かせるスキルなどをアピールします。
 
企業側は自己PRを見ることで、応募者がどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において重要な項目で、企業側は必ずチェックします。
 
ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい自己PRを作成しアピールしていきましょう!

自己PRとは

自己PRやガクチカは、自分の今までの経験や学んできたこと、今後活かせるスキルなどをアピールするものです。
企業側(面接官)は自己PRを見ることで、就活生の皆さんがどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において必ずチェックされる、重要な項目です。

ハンドボール経験をアピールできる強みの例

自己PRでアピールできるハンドボールの強み
まずは、ハンドボールの経験を自己PRでアピールする際に使える強みの例を紹介します。
自分自身の経験に当てはめて、どのような強みをアピールできそうか考えてみましょう。

チームワーク

ハンドボールはチームスポーツのため、選手間の連携が重要となります。
動きながら正確にパス交換するためには、練習からチームワークを磨く必要があります。
こうして培われたチームのために貢献する力は、チーム単位で働く会社からは高評価を受けることができます。
志望する会社での働き方や風土を分析し、マッチしていれば積極的にアピールするようにしましょう。

チームワークを就職活動に活かすコツをこちらの記事で詳しく解説しています。
【例文あり】「チームワーク」は就活の強みで使える?自己PRで効果的に伝えるポイントを紹介

継続力

試合で活躍するためには、毎日の基礎練習に真摯に向き合うことが必要です。
特に、フットワークやフィジカルを鍛えるトレーニングでは、反復練習になることも多く、蔑ろにしたくなることもあります。
こうした基礎的な内容にも能動的に取り組める人は、仕事においても途中で投げ出さずにやり切れると考えられます。

【例文あり】「継続力」は就活の強みに使える?自己PRで効果的に伝えるポイントを紹介

課題解決力

試合に勝てないときに、なぜ勝てないのかを分析することは皆さんが意識せずに行っていると思います。
自分で課題を見つけ解決のために努力する一連のプロセスは、仕事においても重要となります。
ハンドボールでの経験から、自走できることをアピールすることで入社後の活躍をイメージさせることができます。

自己PRを作る際のポイント3つ

自己pr バスケットボール 自己PRを作る際のポイントを3つ紹介
自己PRを作るときのポイントは3つ!
【1】具体的な目標
【2】課題と課題解決に向けた行動
【3】経験から得た強みと企業での活躍

今回は、ハンドボール部に所属するKさんの自己PR文を魅力的な内容にレベルアップしていきます。

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修正前の自己PRをチェック

=修正前の自己PR=====
私は大学4年間、ハンドボール部に所属していました。
練習に誰よりも真剣に取り組み、全国大会出場を達成しました。
この経験を活かし、誰よりも努力し貴社でも活躍をしていきたいと考えています。
==============


この自己PR文を、上記の【1】【2】【3】のポイントを踏まえて改善してみましょう。

【ポイント1】具体的な目標

皆さんの経験をアピールするためには、どれだけ困難な目標に取り組んだのか、企業に伝えることが必要です。
目標は漠然としたものではなく、具体的な目標を記載する必要があります。
また、目標の難易度についても、ハンドボールやリーグ昇格の難易度が分からない企業の採用担当の方にも伝わるように表現しなければいけません。

=NG例とOK例=======
NG例
取り組んだことの記載のみで目標がない
私は大学4年間、ハンドボール部に所属していました。

OK例
具体的な目標の記載がある
私は大学4年間、全国大会出場を目標に毎日の練習に取り組みました

GOOD例
目標の難易度が分かりやすく表現されている
私は大学4年間、ハンドボール部に所属していました。
私たちのチームは、東日本学生選手権で優勝し、全国大会に出場することを目標に掲げました
==============


【ポイント2】課題と課題解決に向けた行動

皆さんが目標の達成を目指した時、そこには必ずクリアしなければいけない課題があったはずです。
その課題は何だったのか、『エピソード』をなるべく具体的に記載しましょう。
よくみられる自己PRの失敗例としては、目標とその結果だけが記載されている自己PR文です。
どれだけ結果が素晴らしいものでも自己PR文としては失敗作なので注意が必要です。
企業の採用担当は皆さんが「どんな課題に対してどのような行動をしたか」という中身を見ています

=NG例とOK例=======
NG例
課題が述べられていない、行動も漠然としている
練習に誰よりも真剣に取り組み、全国大会出場を達成しました。

OK例
課題と解決に向けての行動がある
チームの課題として「失点数の多さ」があり、相手に応じた戦術の落とし込みを主導して行いました
私のチームは攻撃力を強みとしておりましたが、失点が多く勝ちきれないことが多くありました。
そこで、練習中からディフェンスに対する意識を高めるよう働きかけ、チーム全体のディフェンス力向上を心がけました

GOOD例
より具体的に課題と解決に向けての行動がある
チームの課題が「ディフェンス力の弱さ」にあると考え、チーム力の底上げに主導して取り組みました。
私のチームは攻撃力を強みとしておりましたが、ディフェンスの甘さにより勝ちきれないことが多くありました。
そこで、全体練習でのディフェンス練習を増やし、試合前には各チームに対する戦術の落とし込みを行いました。
試合でも徐々に成果が見られ、堅守速攻を体現したチームを作ることができました。
東日本学生選手権での優勝は未達ですが、今年度の大会で達成できるよう突き詰めて努力したいと思います。
==============


【ポイント3】経験から得た強みと企業での活躍

ハンドボールの経験やその経験から得た強みを、企業でどう活かすか。自己PRに必要な最後のピースです。
部活動で培った強みを企業で活かせる強みに変換することは非常に難易度が高いものですが、
企業や面接官が評価する部分でもあるので、しっかりアピールするようにしましょう!

=NG例とOK例=======
NG例
強みの言語化ができず、企業で活躍するイメージも抽象的
この経験を活かし、誰よりも努力し貴社でも活躍をしていきたいと考えています。

OK例
経験から得た強みを言語化し、企業で活かせる場面が分かる
この経験から得た、「課題解決力」を武器に、現状を打破できるアグレッシブさを活かしていきたいと考えております。

GOOD例
企業の特徴に合わせて、強みをアピール出来ている
10期連続で売上拡大をしており、市場の変化も大きな業界に身を置く貴社では、停滞することなく上昇志向を持つことが求められます
ハンドボールで培った「課題解決力」という強みを活かし、常に何をすべきかを考え抜くことを大切にしたいと考えております。
==============


3つのポイントを意識した自己PR(例文)

3つのポイントを組み合わせてひとつの文章にまとめると、以下のような文章になります。

私の強みは「課題解決力」です。
大学4年間、ハンドボール部に所属していました。
私たちのチームは、東日本学生選手権で優勝し、全国大会に出場することを目標に掲げました。

チームの課題が「ディフェンス力の弱さ」にあると考え、チーム力の底上げに主導して取り組みました。
私のチームは攻撃力を強みとしておりましたが、ディフェンスの甘さにより勝ちきれないことが多くありました。
そこで、全体練習でのディフェンス練習を増やし、試合前には各チームに対する戦術の落とし込みを行いました。
試合でも徐々に成果が見られ、堅守速攻を体現したチームを作ることができました。
東日本学生選手権での優勝は未達ですが、今年度の大会で達成できるよう突き詰めて努力したいと思います。

私はこの経験から培った「課題解決力」は貴社においてこそ発揮できると考えております。
10期連続で売上拡大をしており、市場の変化も大きな業界に身を置く貴社では、停滞することなく上昇志向を持つことが求められます。
ハンドボールで培った「課題解決力」という強みを活かし、常に何をすべきかを考え抜くことを大切にしたいと考えております。


面接官が自己PRで見ているポイント

ハンドボール経験からの強みが伝わる自己PRは作れましたか?
自己PRは作って終わりではありません。
面接の際に強みをアピールするためにも、面接官が自己PRで何を見ているかを理解する必要があります。
ここからは、面接官が自己PRで重視しているポイントを解説します。

人となり

応募者が自社の風土や価値観と合っているかを面接官は重視します。
社風との相性が合わないひとを採用した場合、ミスマッチに繋がり、早期離職をしてしまうリスクがあります。
自己分析を行い、自分の強みだけでなく価値観を言語化しておくと、スムーズな受け答えができるでしょう。
また、企業分析も併せて行い、企業理念や価値観の理解、自身への落とし込みをすると好印象となります。

入社への熱意・ポテンシャル

特に新卒採用の場合、スキルや経験よりも、入社後の成長に期待していることが多いです。
入社志望度の高い人材は、成長速度が速く早期退職のリスクも低いと考えられます。
自己PRでは、入社への熱意が伝わる内容にしましょう

入社の熱意を伝える例)
なぜこの会社に入社したいと考えたか
入社後にどのように会社に貢献したいか
キャリアで成し遂げたいビジョン


コミュニケーション能力

仕事においてコミュニケーション能力は極めて重要なスキルです。
自己PRでは、用意していた文章を読むだけでなく、面接官からの質問にも回答しなければなりません。
この際の受け答えによって、面接官は応募者のコミュニケーション能力を見ています
想定される質問への答えを準備しておくほか、模擬面接で受け答えに慣れておくようにしましょう。

不安な場合はエージェントに相談するのも◎

自己PRの書き方に不安がある方は就活エージェントに相談することをおすすめします。
エージェントでは自己PRの添削だけでなく、自己分析の深掘りや面接対策も対応してくれるため、就活を進めるうえで強い味方となります。
無料で利用できるため、まずは相談相手として活用してみましょう。
特に、体育会特化のエージェントであれば、体育会学生の就活のプロがあなたの就活をサポートしてくれます。
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まとめ

いかがでしたか?
ポイントを意識して作成すると、具体的な自己PRとなり、Tさんについてより伝わる内容になりましたね。
皆さんも、3つのポイントを意識して「自分らしい自己PR」を作ってみましょう!

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部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです!

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