就職・転職ノウハウ

マインドマップで自己分析はどうやる?作り方から就活への活用方法まで徹底解説

自己分析を行うフレームワークの1つに「マインドマップ」があります。この記事では、基本的なマインドマップの作り方や、自己分析に活かすポイントを解説していきます。

マインドマップとは

マインドマップについて解説
マインドマップとは、頭の中で考えている思考を見える化し整理するためのフレームワークです。思考プロセスをそのままの形で図式化することにより、考えやアイデアの整理がしやすくなります。就職活動に特化しているわけではありませんが、自己分析企業選びに役立つ考え方のため、一度試してみると良いでしょう。

マインドマップの考え方

マインドマップではメインテーマを設定し、連想されるコンテンツ(アイデア)を周りに派生させていきます。
マインドマップを樹木に見立て、

  • メインテーマ:木の幹
  • 連想されるコンテンツ:メインブランチ
  • さらに連想されるコンテンツ:サブブランチ

というように構成し、考えを広げていきます。
マインドマップの図式化

マインドマップで自己分析をするメリット

自己分析にマインドマップを活用するメリット
マインドマップを活用することで自分の思考プロセスを可視化し、なぜそう考えるのかを整理することができます。ではこのマインドマップを自己分析に活用することにどのようなメリットがあるのでしょうか?ここからは自己分析でマインドマップを利用するメリットを紹介します。

価値観の深掘りができる

マインドマップでは「なぜ?」を繰り返すことでアイデアを深掘りしていきます。感情の起伏(楽しいと感じること・悲しいと感じること)をメインブランチにすることで、なぜそのように感じたのかをサブブランチで深掘りをし価値観を再確認することができます。どのような仕事にやりがいを感じることができるかを理解するためにも、自分の価値観の深掘りは就職活動において重要となります。

多角的に考えることができる

マインドマップはメインテーマに対して複数のメインブランチを設定し深掘りを行っていきます。これまで考えたことがなかったトピックに対しても深掘りをすることで視野を広げることができるだけでなく、過去の経験が合わさって価値感になっていることに気づける場合もあります。視野が広がることで企業選びの選択肢も増えることから、マインドマップと自己分析は相性が良いと言えます。

就活の軸を決めることができる

就活の軸とは「仕事選びや会社選びの基準」のことです。応募企業を探す際に就活の軸がないと企業選びが非効率になってしまうほか、納得して入社を決めることができなくなる可能性があります。マインドマップで深掘りをした価値観のなかでも、特に強い考えを就活の軸に用いることにより、効率的に就職活動を進めることができます

マインドマップの作り方

マインドマップの作り方を解説
自己分析にマインドマップを活用するメリットについて解説しました。ここからは実際にマインドマップを作成する方法について紹介していきます。

必要なものを準備する

マインドマップを紙で作成する場合、用紙筆記用具が必要となります。最初の段階だとどの程度ブランチが広がっていくか想像できないと思うので、できるだけ大きめの紙を用意するといいでしょう。また、カテゴリごとに色分けをしたり絵や図で描写したりすることもあるため、カラーペンを使用すると分かりやすくマインドマップを作成することができます。アプリやWEBサービスを用いてマインドマップを作成する場合には、紙と筆記用具は不必要なため、どこでも気軽にできるメリットがあります。

メインテーマとメインブランチを決める

マインドマップでは、深掘りをしたいメインテーマを中心に書き、放射線状にアイデアを派生させていきます。自己分析のメインテーマとして「自分」を中心に書き、「得意なこと」や「頑張ったこと」などをメインブランチとして派生させます。
メインブランチの例を紹介するので、5~6個ほど選んで作成してみましょう。

  • 成功した経験
  • 失敗した経験
  • 得意なこと
  • 苦手なこと
  • 大切にしていること
  • 趣味
  • 特技
  • ガクチカ
  • 部活動
  • 将来の夢


サブブランチを深掘りする

メインテーマと派生させるメインブランチを決定したあとは、深掘りを行っていくサブブランチを考えていきます。基本的な流れとして、ブランチに対して「なぜ」を繰り返し、考えや行動の根底にある価値観を掘り起こしていきます。「なぜ」の疑問がなくなるまで具体的に掘り下げていき、マインドマップを完成させましょう。

完成したマインドマップを俯瞰する

作成したマインドマップを俯瞰し、共通している部分カテゴリ別で色付けをします。色付けを行うことにより整理した価値観のなかでも、重要としているものを視覚的に明確にすることができます。

マインドマップを活用したAさんの事例

ここからは自己分析でマインドマップを活用したAさんの事例を紹介します。マインドマップを就活にどのように活かせるかについてイメージをしてみましょう。

Aさんのマインドマップ

Aさんは自己分析を「成功体験」「性格と価値観」「苦手なこと」の3項目から行いました。


分析と就活への活かし方

マインドマップの結果を基に分析を行った結果、以下のような強みと弱みが見えてきました。
==========
■強み

  • 課題解決力
  • 継続力
  • 協調性
  • 傾聴力
  • 責任感


■弱み

  • 発信力
  • ネガティブ思考
  • 慣れない環境が苦手

==========
強みと弱みの分析により、自分に合った業界や職種を見つけることができます。
Aさんの場合、目標に向かって粘り強く取り組めることが強みであること、環境の変化が得意でないことから、「転勤や異動のない営業職(ルート営業)」に適性があると考えられます。また、大学の部活動経験をガクチカにしようと決めており、マインドマップで深掘りをした強みである「継続力」を営業職にどのように活かせるかを考え、面接対策を行うこともできました。

マインドマップを作る際のポイントと注意点

マインドマップを作る際のポイントと注意点
いかがでしょうか?ここまではマインドマップの作り方の手順や事例を紹介してきました。ここからはマインドマップを作る際に意識したいポイントを紹介します。

キーワードで書く

メインテーマやメインブランチ、サブブランチは文章ではなく、なるべくキーワードで書くようにしましょう。キーワードで書くことにより文章を作る手間を省くことができ、アイデア出しを優先することができます。

思いつく限り多く書く

マインドマップ作成では「なぜ」を積み重ねて深掘りすることが重要となります。思いつく限り多くアイデアを出すことにより、これまで知らなかった自分を知ることができ、自己分析の質を高めることができます。

ブランチの粒度を合わせる

メインテーマからメインブランチを派生させる際に、キーワードの粒度を合わせるとメインブランチにまとまりが生まれ、整理を行う際に分かりやすいマインドマップを作成することができます。

まとめ

マインドマップは自己分析を行うための1つの手法であり、活用することで自分の性格や考え方の根底にある価値観を見える化することができます。初めはどのように作ればよいか分からないかもしれませんが、形やきれいさにこだわらずにアイデアを出し続け、深掘りをするようにしましょう。マインドマップが完成したあとは、完成した図を俯瞰し自己分析を行うと効果的です。

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