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卒業後、社会人で陸上競技を続ける方法│出場のために必要な“選手登録”とは?
「大学卒業も陸上競技を続けたい」
「まだまだ記録更新を狙いたい」
「実業団大会に出場してみたい」 という方も多いはず。
今回は卒業後も陸上競技を続ける方法や、 公式大会出場の際に事前登録が必要な“選手登録”について紹介します。
卒業後も陸上競技を続ける方法
まず、大学卒業後に陸上競技を続ける方法をいくつか紹介します。
メリット・デメリットも併せてチェックしましょう。
プロとしてスポンサー契約を結ぶ
プロ選手として活動をする方法です。実業団には所属せずに活動をしています。
プロランナーの場合、各スポンサーからのスポンサー費や物品提供などの支援と合わせて、大会での賞金や新記録の報奨金などが主な収入源となります。
実業団チームに入る
陸上競技の実業団チームに加入する方法です。
企業が運営していることが多く、社員として入社し、会社を背負って活動します。
プロや実業団の多くは「競技活動が仕事(もしくは仕事の一部)」という働き方になり、練習時間。試合なども考慮されることが多いです。
ただ、誰でも実業団チームに入ることができるわけではなく、その門は狭く、チーム側からのオファーや一定条件を満たした場合、加入することができます。
加入方法や条件に関しては実業団チームにより異なるので、確認するようにしましょう。
デュアルキャリアとして陸上競技と仕事を両立
プロや実業団に所属する以外では、仕事と競技を両立しながら継続する選択肢、『デュアルキャリア』があります。
社会人(正社員や契約社員)として働きながら、競技レベルの高みを目指すキャリアです。
陸上競技だけ、仕事だけ、に比重が傾くことはなく両者をメインとすることで、相乗効果が見込めるほか、将来を見据えたキャリア形成にもつながります。
また、必ずしもトップレベルである必要はなく、企業が陸上競技部を設立し、実業団登録をすることで、誰でも企業名を背負って大会に出場することが可能です。
大学院に進学して学びながら陸上競技を続ける
大学生活を継続して、競技を続ける方法です。
専門的な分野を大学よりも深く学びながら、陸上競技にも力を入れることができます。
今の大学に大学院がある場合、大学院に進学することで同じ環境で競技を続けることができます。
大学院への進学は別途入試が必要なので、進学希望先の要項を確認し、準備をするようにしましょう。
フリーランスとして陸上競技を続ける
どこにも所属をせず、競技を続ける方法です。
陸上競技に割く時間を最優先に考え、空いている時間にアルバイトなどをして生活をします。
競技活動に対する時間を確保することは十分できますが、生活資金を稼ぐという点では不安定といえるでしょう。
卒業後も陸上競技を続ける際に確認するべきポイント
卒業後も陸上競技を続ける場合、環境が変化する中で、パフォーマンスを高めていく必要があります。
続いて、卒業後に競技を続ける際に確認するべきポイントを4つ紹介します。
練習場所の確保
卒業後も、大学のグラウンドやトレーニングルームが継続して利用できる保証はありません。
在学生ではなくなるので、卒業生が利用ができるかどうか、改めて確認するようにしましょう。
また、大学以外での練習を考えている場合は、練習場所の利用時間やルールなどの確認も必要です。
練習時間の確保
デュアルキャリアや大学院進学をして競技を継続する場合、練習時間がしっかり確保できそうかを確認するようにしましょう。
大学生の時と同じような時間を必ずしも確保できるとは限りません。
最低限確保しないとならない時間はどれくらいの長さか、また限られた時間の中でどのようなトレーニングをするのかを検討するようにしましょう。
出場できる試合を確認
大学生とちがい、卒業後は出場する試合を自分で探す必要が出てきます。
また、社会人が出場できる試合が多くはなく、必ずしも近場で開催されるとは限りません。
自分が出場したい大会・出場できる大会を確認し、目標を立てていくようにしましょう。
所属チームの確認
卒業後は大学の所属ではなくなるので、どこに所属をして活動するかを選択し、改めて登録する必要があります。
実業団チームや陸上競技チームを持っている企業でデュアルキャリアをする場合は、追加で選手登録をしてもらえるように手続きを進めましょう。
所属チームがない場合は、各都道府県陸協に確認し、出場できる手段がないかを確認してみましょう。
意外と見落とす“選手登録”とは
先ほどのポイントで紹介した「選手登録」について、社会人で競技を続けるうえでは重要なポイントです。
改めて詳しく紹介していきます。
選手登録の流れ
試合に出場し、公式記録を取得するためには、選手登録が必要です。
選手登録は、個人登録と団体登録があります。
いずれもJAAF‐STARTを利用して登録をしますが、登録フォームや内容が異なるので、注意が必要です。
また、選手登録には登録料も必要になります。
個人登録とは
都道府県陸協に個人で登録する方法です。
競技会に出場する場合は所属は都道府県陸協名となります。
登録できる都道府県は居住もしくは勤務している都道府県です。
*都道府県によって、対応していない場合があります。詳しくは各都道府県陸協にお問い合わせください。
団体登録とは
都道府県陸協にチーム(団体)単位で登録する方法です。
チームを作るためには5名以上が必要です。
競技会に出場する場合は所属は団体名となります。 所属の都道府県は、所属しているチーム(団体)が所属する都道府県となります。
個人の居住地、勤務地とは関係ありません。
(引用:日本陸上競技連盟サイト|登録について)
実業団選手権大会に出場するなら「実業団登録」
実業団選手権大会や実業団駅伝等に出場したい場合は、陸連の登録とは別に、一般社団法人日本実業団陸上競技連合への登録も必要になります。
実業団登録は企業名・チーム名での登録が可能です。また、新規で登録する際は各地域での登録が必要になります。登録地域と合わせて、どのような所属名で登録するのか、企業やチームにも確認をするようにしましょう。
卒業後すぐ、4月の試合に出る場合は早めの登録を!
選手登録について、「卒業してから登録でいいや」と後回しにしてしまうと、登録手続きが間に合わず、4月の試合に間に合わない可能性があります。
所属先や登録方法が決まっている場合は、卒業まで待たずに早めに登録し、4月のシーズンインから試合に出れるようにしっかり準備をするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
卒業後も陸上競技を続けるための選択肢や、続ける際に確認するべきポイント、必要な“選手登録”について紹介しました。
「大学を卒業したら、陸上競技もやめなければならない。」というわけではありません。
プロや実業団チームに所属する以外にも様々な選択肢があります。
続けるためのポイントをしっかり確認した上で、自分にとって最適な道を選び、後悔のない競技人生を歩むようにしましょう。
デュアルキャリアで陸上競技を続けるメリット
競技と仕事を両立する働き方「デュアルキャリア」のメリットは大きく3つ
①経済的不安の軽減
②社会人基礎力の向上
③引退後を見据えたキャリア形成
気になる方はぜひこちらの記事もチェックしてください。
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