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【開催レポート】「元プロ野球選手と元Jリーガーが見た“アスリートのキャリア”の現実」〜栄光と挫折を知る彼らと共に考えるキャリア支援の未来とは〜

こんにちは!マイナビアスリートキャリアの原です。
今回は2024年6月27日に実施した株式会社シーソーゲームとの共催イベントについて開催報告をお届けします!当日は

・株式会社シーソーゲームの取締役兼CIOで元プロ野球選手の斎藤佑樹さん
・マイナビアスリートキャリアでキャリアアドバイザーを務める元Jリーガーの磯村亮太、鹿山拓真

以上の3名をゲストにお迎えし、「アスリートのキャリアの現実」について、自身の経験を基にお話しいただきました。

プロのアスリートとして活躍されていた3名それぞれ経歴は異なりますが、現在はアスリートのキャリア支援に携わっています。
今競技に真剣に向き合うアスリートにとって自身のキャリアを考えるきっかけになるような内容になっています。

ぜひ最後までご覧ください!

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登壇者紹介

株式会社シーソーゲーム 取締役 兼 CIO  斎藤佑樹氏


1988年6月6日生まれ。群馬県太田市出身。早稲田実業学校高等部3年時の2006年、エースとして夏の甲子園に出場し全国制覇。「ハンカチ王子」として大フィーバーを巻き起こす。早稲田大学入学後も輝かしい成績を残し、数々の栄冠を獲得。アマチュア球界No.1右腕として2010年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団。ルーキーイヤーから6勝をマークし、プロ2年目の2012年には開幕投手も務める。しかし度重なるケガに悩まされ登板数も伸びず、2021年10月に引退を発表。 そして引退後の12月に自らの会社・株式会社斎藤佑樹を設立。「野球未来づくり」を掲げ、子ども達のための野球場づくりを目指すなど、様々なプロジェクトの実現にむけて取り組んでいる。

株式会社マイナビ アスリートキャリア事業部 キャリアアドバイザー 磯村亮太


名古屋グランパスU-15、U-18を経て、2009年に名古屋グランパスのトップチームへ昇格。名古屋グランパス在籍期間には、J1リーグ制覇や、日本代表への選出も経験するなどトップレベルで活躍。その後、アルビレックス新潟、V・ファーレン長崎、栃木SCへと移籍。2022年シーズンをもって現役を引退。Jリーグ通算189試合8得点と結果を残す。
2023年、株式会社マイナビ アスリートキャリア事業部に入社。
現在はキャリアアドバイザーとして、競技と仕事を両立させる「デュアルキャリア」の支援や、引退後の働き先となる「セカンドキャリア」の支援、体育会学生の就職支援などに従事。

株式会社マイナビ アスリートキャリア事業部 キャリアアドバイザー 鹿山拓真


東海学園大学3年次の2018年3月7日に、V・ファーレン長崎へ加入することで仮契約。同年3月29日に特別指定選手に承認され、V・ファーレン長崎に選手登録された。同年4月4日のルヴァンカップ・グループステージ第3節サガン鳥栖戦で、公式戦初出場・初得点を記録した。
2021年7月24日、カターレ富山へ期限付き移籍。シーズン終了後に完全移籍。2022年11月28日、現役引退を発表。
2023年、株式会社マイナビ アスリートキャリア事業部に入社。同年、大阪体育大学大学院に入学。
元・Jリーガーであり、現在は「マイナビアスリートキャリアのキャリアアドバイザー」、「大阪体育大学大学院の学生」、「実業団チームのサッカー選手」という3つの顔を持つ。

アスリートのキャリア課題〜現役中〜

現役中に引退後のキャリアについてどのように考えていましたか?

斎藤: 正直、ほとんど考えていなかったです。競技に集中することが最優先でしたからね。でも、アスリートなら誰しもいつかは引退する日が訪れます。現役中にキャリアについて知ることは重要だと思います。

磯村: 私も同じです。現役中は「プロサッカー選手として成功しなきゃ」という思いが強かったですね。セカンドキャリアを考える時って大体競技がうまくいっていないときなんですよ。競技がうまくいっていればプロサッカー選手として稼いでいけるという思いがあり、その葛藤が常にありました。

鹿山:私は大学生の時に就活を経験していましたが、引退後のキャリアへの不安はありました。日本プロサッカー選手会の就学支援金も使わせていただいて資格を取得したのですが、具体的に資格を使うところまではイメージができていませんでした

アスリートのキャリア課題〜トランジション期〜

引退直前・直後のキャリアトランジション期にはどんな課題がありましたか?

磯村: 情報不足が一番の課題でしたね。引退した人たちがどういう道を歩んでいるのか、全然わかりませんでした。自分がサッカー界でしか生きていけない人間になりたくないという思いがあり、サッカーに限らず様々な業界の人とお会いしました。それによって広い視野を持つことができました。

斎藤: 私は漠然と斎藤佑樹じゃないとできない野球界への恩返しをしたいと思い、引退後すぐに自分の会社を立ち上げました。何をするかは具体的に決まってはいませんでしたが、自分で会社を立ち上げて、まずは一人で歩いている姿を見せることで何か生まれるんじゃないかと思いました。

アスリートのキャリア課題〜現在〜

引退後、アスリートの経験がビジネスにどう活かされていますか?

斎藤:物事を周りの人を巻き込みながら達成する力や、苦しいことを乗り越えていく力は現在にも凄く活かされています。ビジネスでも同じですが、相手がいることなので、相手とのコミュニケーションを大事にしながら進めていくという事は、多くのアスリートに備わっていると思います。

鹿山: アスリートの強みは瞬間・瞬間で多くの決断を重ねてきた経験にあります。一方で弱みにも繋がるのですが、それを言語化して他分野で活かすということが課題だと思います。アスリートとしての経験を言語化し、自分の強みを明確にすることで、ビジネスの世界でも成功する道が見えてきます。

磯村: アスリートに限らず、何かを真剣に取り組んできた人は失敗の数も多いのかなと思います。その経験値がアスリートにとっての一番の価値だと思います。また、目標を見つけたときの推進力や成長度合いも強みになると思います。

今、競技に真剣に取り組むアスリートに向けたメッセージ

斎藤: 様々な情報を得ることが自分の不安を消すことに繋がると思います。そのうえで、自分が何をやりたいのか、どういう方向に進むのかを決めていくことが大事だと思います。

磯村: アスリートとして活動できる時間は有限だと思うので、限りある時間を大事にしながら過去に囚われず、今と向き合って努力し続ければ道は必ず拓けるかなと思います。

鹿山:現役中に様々な世界を知ることってとても素晴らしいことだと思います。
自分は社会人大学院生として、アスリートにとっての新たなロールモデルになると思うので、それを体現し、これからも発信し続けていきたいと思います。

まとめ

いかがでしたか? 今回は元プロ野球選手の斎藤佑樹さんをゲストにお迎えし、元Jリーガーで現在はマイナビアスリートキャリアでキャリアアドバイザーを務める磯村亮太、鹿山拓真と共に、「アスリートのキャリアの現実」についてお話しいただきました!

●アスリートでいられる時間は有限、その後のキャリアが重要
●様々な世界、情報を知ること自分の引退後のキャリアをイメージすることに繋がる
●アスリートとしての経験を言語化し、自分の強みを明確にすることで、ビジネスの世界でも成功する道が見えてくる
など、現役時代から引退後まで、アスリートが直面するキャリア課題について具体的なアドバイスや経験談を共有していただきました。

今真剣に競技に取り組むアスリートの方だけではなく、保護者の方や指導者の方もキャリアについて是非一緒に考えてみてください!

本記事はイベントの「ごく一部」を抜粋した内容です。
セミナーの全貌が気になるという方は、こちらからアーカイブ動画をご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=DqW3O6gl26s&list=PLNPidCyHfkTq2xae2imU9oHKHmhBThpCw

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