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自己PRの作り方【例:野球部】

こんにちは。
キャリアアドバイザーのオオセです。
自己PRでは、自分の今までの経験や学んできたこと、今後活かせるスキルなどをアピールします。
企業側は自己PRを見ることで、応募者がどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。そのため自己PRは選考において重要な項目で、企業側は必ずチェックします。
ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい自己PRを作成しアピールしていきましょう!
作成ポイント
自己PRを作るときのポイントは3つ!
【1】具体的な目標
【2】目標に対しての課題と解決に向けての行動
【3】経験から学んだ力とその力を企業でどう活かすか
今回は野球部に所属するMさんの自己PR文を一緒に改善していければと思います!
Mさんの自己PR文
私は大学4年間野球部に所属していました。
誰よりも努力し、野球を頑張りました。
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。
この自己PR文を、上記の【1】【2】【3】のポイントを踏まえて改善してみましょう。
【1】具体的な目標
皆さんの経験をアピールするためには、どれだけ困難な目標に取り組んだのか、企業に伝えることが必要です。
目標は漠然としたものではなく、具体的な目標を記載する必要があります。
また、目標の難易度についても、誰にでもわかるように表現しなければいけません。
例
× 取り組んだことだけが記載されていて目標が書いていない
誰よりも努力し、野球を頑張りました。
〇 具体的な目標の記載がある
私は大学4年間、レギュラーで試合に出場する事を目標に取り組んできました。
◎ 目標の難易度が読み手にわかりやすいよう表現されている
全日本大学野球選手権に出場し神宮球場でプレーする事を目標に4年間野球に取り組みました。
各地からレベルの高い選手が集まる中で当初レギュラーを獲得することは困難と言われておりましたが、自分自身の強みは何かを分析しこのチームで出場するためにはどこを磨けばいいのか考え練習に取り組みました。
【2】目標に対しての課題と解決に向けての行動
皆さんが目標の達成を目指した時、そこには必ずクリアしなければいけない課題があったはずです。その課題は何だったのかをなるべく具体的に記載しましょう。
よくみられる自己PRの失敗例としては、目標とその結果だけが記載されている自己PR文です。
どれだけ結果が素晴らしいものでも自己PR文としては失敗作です。企業の採用担当は皆さんが「どんな課題に対してどのような行動をしたか」その中身を見ています。
例
× 課題が述べられていない、行動も漠然としている
リーグ戦を優勝することもでき全国大会に出場する事が出来ました。
〇 課題と解決に向けての行動が書かれている
自分自身の強みは何かを分析しこのチームで出場するためにはどこを磨けばいいのか考え練習に取り組みました。
◎ より具体的に課題と解決に向けての行動が書かれている
自分自身の強みは何かを分析しこのチームで出場するためにはどこを磨けばいいのか考え練習に取り組みました。
チームの課題は打撃が弱いという点でした。私自身は打撃には自信を持っておりそこを徹底的に磨きコツコツ努力することが出来れば試合に出場するチャンスはあると考えました。
【3】経験から学んだ強みと、その強みを社会でどう活かすか
野球の経験やその経験から得た強みを、企業でどう活かすか。自己PRに必要な最後のピースです。
野球で培った強みを企業で活かせる強みに「変換する」作業は非常に難易度が高いものですが、大学卒業後、企業で活躍するには避けては通れないステップです。
気合を入れてチャレンジしてみてください!
例
× 経験から得た強みが言語化できていない。企業で活躍するイメージも抽象的
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。
〇 経験から得た強みを言語化し、企業で発揮できる場面が想定出来ている
この経験から得た、忍耐力を武器に、貴社においても自らを日々修正・成長しながら業務に取り組んでいきたいと考えております。
◎ 企業の特徴に合わせて、強みをアピール出来ている
昨対比150%の売上成長を遂げ、変化の激しいIT業界に身を置く貴社は、成果が出るまで諦めずに頑張りぬく力が求められると思います。
野球で培った「忍耐力」という強みを活かし、絶えず努力し続け業務に取り組んでいきたいと考えております。
以上の改善点を組み合わせて、ひとつの文章にまとめると、以下のような文章になります。
改善後の自己PR文
野球を通してコツコツと正しい努力をする事の大切さを学ぶことで得た「忍耐力」が私の強みです。
私は大学4年間、全日本大学野球選手権に出場し神宮球場でプレーする事を目標に野球に取り組みました。
各地からレベルの高い選手が集まる中で当初レギュラーを獲得することは困難と言われておりましたが
自分自身の強みは何かを分析しこのチームで出場するためにはどこを磨けばいいのか考え練習に取り組みました。
チームの課題は打撃が弱いという点でした。私自身は打撃には自信を持っておりそこを徹底的に磨きコツコツ努力することが出来れば試合に出場するチャンスはあると考えました。
チャンスが来るまで努力し続けることは苦しく、本当に結果が出るのか分からない中で不安との闘いもありましたが無事レギュラーとして神宮の舞台にも立つことが出来ました。
私はこの経験から培った「忍耐力」は貴社においてこそ発揮できると考えております。
昨対比150%の売上成長を遂げ、変化の激しいIT業界に身を置く貴社は、成果が出るまで諦めずに頑張りぬく力が求められると思います。
野球で培った「忍耐力」という強みを活かし、絶えず努力し続け業務に取り組んでいきたいと考えております。
いかがでしょうか?
より具体性が加わり、Mさんの人となりが分かる自己PRになったかと思います。
皆さんも、ぜひ「自分らしい自己PR」を作ってみてください!
マイナビアスリートキャリアでは自己PR文の作成もサポートしています。
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