就職・転職ノウハウ

部活動経験をアピールした自己PRの書き方|例文あり(陸上競技部編)

~陸上競技部Aさんの場合~

自己PRとは

自己PRやガクチカは、自分の今までの経験や学んできたこと、今後活かせるスキルなどをアピールものです。
企業側(面接官)は自己PRを見ることで、就活生の皆さんがどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において必ずチェックされる、重要な項目です。

 ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい魅力的な自己PRを作り、アピールしていきましょう!

自己PRを作る際のポイント3つ

自己PRを作るときのポイントは3つ!
【1】具体的な目標
【2】課題と課題解決に向けた行動
【3】経験から得た強みと企業での活躍

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修正前の自己PRをチェック

陸上競技部に所属するAさんの自己PR文を魅力的な内容にレベルアップしていきます。

=修正前の自己PR=====
私は大学4年間、陸上競技部で100m走に取り組みました。
誰よりも努力し、練習を続けることで、全国大会に出場することもできました。
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。
==============

この自己PR文を、上記の【1】【2】【3】のポイントを踏まえて改善してみましょう。

【ポイント1】具体的な目標

皆さんの経験をアピールするためには、どれだけ困難な目標に取り組んだのか、企業に伝えることが必要です。
目標は漠然としたものではなく、具体的な目標を記載する必要があります。
また、目標の難易度についても、陸上競技の「素人」である企業の採用担当の方にも伝わるように表現しなければいけません。

=NG例とOK例=======

NG例
取り組んだことの記載のみで目標がない
私は大学4年間、陸上競技部で100m走に取り組みました。

OK例
具体的な目標の記載がある
私は大学4年間、全国大会出場を目標に100m走に取り組みました。

GOOD例
目標の難易度が分かりやすく表現されている
私は大学4年間、100m走に取り組みました。
目標は全国で40名しか出場できない「全日本インターカレッジ」に定めました。
参加資格記録を突破するためには高校の時から1秒以上100mのタイムを短縮する必要があり、当初は不可能な目標と周囲には言われました。

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【ポイント2】課題と課題解決に向けた行動

皆さんが目標の達成を目指した時、そこには必ずクリアしなければいけない課題があったはずです。
その課題は何だったのか、『エピソード』をなるべく具体的に記載しましょう。
よくみられる自己PRの失敗例としては、目標とその結果だけが記載されている自己PR文です。
どれだけ結果が素晴らしいものでも自己PR文としては失敗作なので注意が必要です。
企業の採用担当は皆さんが「どんな課題に対してどのような行動をしたか」という中身を見ています

=NG例とOK例=======

NG例
課題が述べられていない、行動も漠然としている
誰よりも努力し、練習を続けることで、全国大会に出場することもできました。

OK例
課題と解決に向けての行動がある
100mのタイムの短縮のため、私の最大の課題は「スタートダッシュ」でした。スタートダッシュの改善のため、繰り返しスタート練習を行いフォームの修正に取り組みました。

GOOD例
より具体的に課題と解決に向けての行動がある
100mのタイムの短縮のため、私の最大の課題は「スタートダッシュ」でした。中でもスタート時のフォームに課題があったため、スタート練習を行う際に必ず自分のフォームを撮影し、その動画を自分で確認したりコーチやチームメイトにフィードバックをもらったりしながら改善をしていきました。

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【ポイント3】経験から得た強みと企業での活躍

陸上競技の経験やその経験から得た強みを、企業でどう活かすか。自己PRに必要な最後のピースです。
部活動で培った強みを企業で活かせる強みに変換することは非常に難易度が高いものですが、
企業や面接官が評価する部分でもあるので、しっかりアピールするようにしましょう!

=NG例とOK例=======

NG例
強みの言語化ができず、企業で活躍するイメージも抽象的
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。

OK例
経験から得た強みを言語化し、企業で活かせる場面が分かる
この経験から得た、「修正力」を武器に、貴社においても自らを日々修正・成長しながら業務に取り組んでいきたいと考えております。

GOOD例
企業の特徴に合わせて、強みをアピール出来ている
昨対比150%の売上成長を遂げ、変化の激しいIT業界に身を置く貴社は、業務においても日々変化・修正が求められます
陸上競技で培った「修正力」という強みを活かし、貴社においても自らを日々修正・成長しながら業務に取り組んでいきたいと考えております。

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3つのポイントを意識した自己PR(例文)

3つのポイントを組み合わせてひとつの文章にまとめると、以下のような文章になります。

私の強みは「修正力」です。
私は大学4年間、100m走に取り組みました。
目標は全国で40名しか出場できない「全日本インターカレッジ」に定めました。
参加資格記録を突破するためには高校の時から1秒以上100mのタイムを短縮する必要があり、当初は不可能な目標と周囲には言われました。
 
100mのタイムの短縮のため、私の最大の課題は「スタートダッシュ」でした。中でもスタート時のフォームに課題があったため、スタート練習を行う際に必ず自分のフォームを撮影し、その動画を自分で確認したりコーチやチームメイトにフィードバックをもらいながら改善をしていきました。
その結果、苦手だったスタートダッシュを改善することができ、昨年、目標であった「日本インターカレッジ」の参加資格記録を突破することが出来ました。現在は陸上競技生活の集大成として日本インターカレッジへの準備を進めております。
 
私はこの経験から培った「修正力」は貴社においてこそ発揮できると考えております。
昨対比150%の売上成長を遂げ、変化の激しいIT業界に身を置く貴社は、業務においても日々変化・修正が求められます。
陸上競技で培った「修正力」という強みを活かし、貴社においても自らを日々修正・成長しながら業務に取り組んでいきたいと考えております。

まとめ

いかがでしたか?
ポイントを意識して作成すると、具体的な自己PRとなり、Aさんについてより伝わる内容になりましたね。
皆さんも、3つのポイントを意識して「自分らしい自己PR」を作ってみましょう!

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