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【開催レポート】第三回Kurasu ~4つの顔を持つ”現役Bリーガー”が語る「納得できる競技人生の作り方」~

開催レポート

こんにちは!マイナビアスリートキャリアの原です。
第三回Kurasuでは現役Bリーガーの”岡田優介さん”をゲストにお迎えし「納得できる競技人生の作り方」というテーマで、岡田さんのキャリアについて、経験談をお話しいただきました!
岡田さんは、現役Bリーガーでありながら、会計士や経営者、さらには二児の父としての顔を持つ、まさにデュアルキャリアのロールモデルともいえる方です!
アスリートだけではなく、保護者や指導者、社会人など、様々な方にとって、活かせるポイントが満載な貴重なお話を、レポートにまとめました。是非最後までご覧ください!

「Kurasu」とは

社会で活躍する諸先輩方のウェルビーイング(心身と社会的な健康)な暮らしから
キャリアのエッセンスを得る教室です。
 
現役アスリートや元アスリートの方々をゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの話を深掘り。
ゲストの実体験を基に、キャリア形成の方法についてwebにてLIVE配信を行います。

>>「Kurasu」をもっと詳しく知りたい方は以下もチェック!

▼YouTube動画(Kurasu概要)
https://youtu.be/LAIiMSqWGKc?si=To8ZphWrWHm7CYQ6
▼第二回Kurasu開催記事
https://athlete-career.mynavi.jp/athlete-career-plus/article/kurasu_2/

第三回のゲスト・テーマ・内容

開催日時:2024年3月18日(月)20:00~21:00
トークテーマ:4つの顔を持つ”現役Bリーガー”が語る「納得できる競技人生の作り方」
第三回ゲスト:岡田優介さん


ファシリテーター:鍵圭亮
 

トークイベントの様子



―――――デュアルキャリアを歩むワケ


:今回のトークテーマは「納得できる競技人生の作り方」と壮大なテーマだと思うのですが、岡田さん自身、現状の自分の競技人生(キャリア)に納得していますか?

岡田:納得しているかどうかでいうと、納得は別にしていないですね。納得しないままずっと何かを追いかけていくのが人生なのかなと思うので…!
自分の選んだ道を進めていますが、まだ成し遂げていないものもたくさんあるので、一生納得はしないかなと思います。成長や自分の目標といったものをずっと追い求めていたいと思っています。

:なるほど。ちなみに現在は4つの顔で活動されていると思うのですが、今のキャリアに至ったきっかけや、経緯みたいなものってありますか?

岡田:バスケットボール選手を軸足にしながらやっているのですが、どこか負けず嫌いなところがあり…!「バスケだけをやっているからバスケがうまいのは当たり前」と思われたくありませんでした。
せっかく選手になるなら他にも何か力をつけたいと思っていて、たまたま見つけたのが公認会計士という資格でした。
今は*デュアルキャリア(競技者としてのキャリアと社会人としてのキャリアを並行して歩むこと)を行うことに対して、社会が寛容的になったと感じますが、当時は「お前なに中途半端なことやっているんだ!」みたいな、厳しい声も沢山いただきました。
ただ、自分の人生なので、外野の意見はあまり聞かないというか、とにかく自分が何をしたいかを大事にしています!
学生時代から勉強にも力を入れていたので、バスケ以外にも様々なコトに興味があり、一貫して「学ぶ」ということを意識して生活しています。

:今のお話を聞くと、やはり岡田さんすごいなと思います。
何かにチャレンジするときや他の人と違う選択を取るとき、人の目を気にしたり、失敗したらどうしよう…と思ったりする人が多いと思います。ただ、岡田さんからはそれを全く感じなくて…!!岡田さんの中で、周りの声を気にせず、自分のやりたいことを貫くポイントはありますか?

岡田:私の場合、スポーツの世界にいたのはラッキーでしたね。スポーツって実力社会じゃないですか?結果さえ出していれば周りは何も言えないですよね。そういう世界に生きているので、自分が何をやっていようと、人に何を言われようと、結果さえ出し続けていれば周りは後から理解してくれると思ってやっています。
人は人、自分は自分なので、自分が何になりたいか、何をしたいか、あくまで自分ベースで考えています。
遊びたい人は遊べばいいし、何か目標やゴール、なりたい自分があるのであれば、そこから逆算した上で必然的に頑張らないといけないし。結局は自分がどうなりたいか、選択していくだけですよね。最終的に意思決定をするのは自分自身だと思います。


―――――やりたいことを見つけるコツ、理想や想いを形にするために大切なこと

:一方で目標やゴール、なりたい自分がなかなか見つからない人も沢山いると思います。自分の進路どうしようかな…とか、将来どうなりたいかな…って考えたときに、「正直そこまでやりたいことやゴールがない…」その様な状況に陥った場合、岡田さんだったらどうされますか?

岡田:一つ言えるのは自分の”欲”を出すということ。何をしたい、何が欲しい、何かを手にいれたい、こういった地位になりたい、そういった欲って絶対あると思います。欲に正直に従って逆算すると、「じゃあこうしなきゃね」とか方法や手段が見つかると思います。なので、まずは自分の欲が何なのか、自分自身にちゃんと問いかけるべきだと思います。
あとは、勉強をしないとそもそも何があるか(世の中にどんな選択肢があるか)自体わからないと思います。選択肢というものは無限にありますが、無限にあるものを自分から見に行かないと、結局自分が何をしたらいいのかわからないですよね。
待っていて何かが降ってくる(見つかる)わけではないので。

:ありがとうございます。凄く勉強になります!「素直に欲を出すこと」、そしてその欲に対して「ちゃんと行動すること」が大事ですね!


―――――目標達成までのメンタル(モチベーション)の保ち方
:参加者の方より、「目標もあり頑張りたい気持ちはある、でも、人生に疲れたときってどうしますか?」という質問をいただいているのですが、岡田さんはこれまでにこの様な経験はありましたか?
 
岡田:目標を達成したいのであれば、大変なのは当たり前だと思います。なかなかできないことだから大変だったりするわけで、簡単な道はないので、何かを得たいなら自分の時間を注がなければならない。
簡単な道には簡単なものが転がっているだけなので!

:なるほど。ちなみに、チャレンジし続けるときにもちろん失敗することもあると思いますが、具体的に「目標達成までのモチベーションの保ち方」があればぜひ聞きたいです。

岡田:これはテクニック的な部分もあって、いかに効率よくアウトプットするかだと思います。自分のモチベーションが上がっていないときにいくらやってもあまり意味はないです。自分がどういう状態のときにモチベーションが高いか自己理解をする。
例えば、勉強をするときに家でやる、図書館でやる、カフェでやるとか色々な方法があると思いますが、私は一つの場所で集中することが難しいタイプでした。
なので、自身で名付けた「渡り鳥勉強法」というものを取り入れていました。「1科目2時間まで」みたいな感じで取り組む内容と時間を決めて、決めた内容と時間が終われば、また場所を変えて勉強していくんです。環境を変えることで、メンタルもリフレッシュした状態で効率的に勉強できていました!
自己理解した上で、小目標、中目標みたいにちょっとずつ区切りながら、段階を踏むことも継続していく上では必要です。

:なるほど!渡り鳥勉強法!凄くいいですね!メンタルに関連付けてもう1つ質問なのですが、岡田さんは様々なことに挑戦しているなかで、イライラすることってありませんか?

岡田:怒ることに対してパワーを使うことの無駄さを感じるようになりました(笑)自分でコントロールできないものは考えても仕方がないと思っています。コントローラブル(コントール可能)とアンコントローラブル(コントロール不可)に二分して考えるようにしています。そして、アンコントローラブルなものに関しては、考えないことが鉄則ですね!自分がコントロールできるものだけに集中することによって余計なストレスを抱えないで済むと感じています。


―――――なりたい自分に近づくための時間の使い方(タイムマネジメント)について
:事前の参加者アンケートでは、時間の使い方に関する質問も多かったです!その中で、「いつもキャパオーバーしてしまい、すべてが中途半端に終わってしまいます。これから先、どのように計画を立てていけばいいのか、どのように時間を作り出せばいいのかについて聞きたいです」という声がありました。こちらに対してアドバイスはありますか?

岡田:一つ言えるのは判断軸を決めるということですね。振り返ってみて、自分ってそもそも何を軸にして生きているんだっけみたいな。
いくつかの基準(判断軸)があって、それに合致しているかどうかっていうのをジャッジしていくと絞れていくのかなと思います!



―――――岡田さんが考えるアスリートにとって大切な要素
:アスリートにとって「自分が自分が」と自己中心的になるときって絶対あるじゃないですか。それはそれで良さがあるし、一方で周りが成長することや、成功したことに対して心の底から喜べるというのも良いと思います。どちらがいいか比べるわけではないのですが、今どちらも経験された岡田さんから見て何がベストなのでしょうか。

岡田:今まさに自分もぶつかっているところで、ある意味エゴだと思います。エゴってアスリートにとって大切な要素だと思っていてやっぱりエゴがなければプロ選手というくらいに尖った人材にはなれないと思います。エゴがあるうちはどんどん出していけばいいと思います。逆にチームスポーツにおいては、組織なので基本的にエゴを出さない方がいいと思います。ただ、出さない方がチームは回るのですが、場合によっては出した方がチームにとっていい刺激になることもあるので、一概にどちらがいいとは言えないです。バランスが大事ですね。特に若いころは「自分が自分が」でいいと思います。エゴを出せるところまでいって、何かにぶち当たったときにちょっとずつ違うんだなと覚えていくことが大切ですね。

イベント参加者の声

当日は108名の方に参加いただき、97%の方から満足と回答いただけました。
参加いただいた方からの感想もご紹介します!

まとめ

いかがでしたか?
今回は現役Bリーガーの”岡田優介さん”をゲストにお迎えし、「納得できる競技人生の作り方」というテーマでお話しいただきました!
 
●自分が何をしたのかなどあらゆることを自分ベースで考える
●自分のエゴや欲を認識し、それをアウトプットすること、それに対してチャレンジすること
●判断軸を複数持ち、それに則って行動する
など、現役中から自身のキャリアに対して真剣に向き合ってきた岡田さんならではの考えをお伺いできました!
 
また、本記事はイベントの「ごく一部」を抜粋した内容です。
セミナーの全貌が気になるという方は、ぜひマイナビアスリートキャリア公式YouTubeをチャンネル登録してお待ちください!後日アーカイブ動画を配信いたします!
 
※全6回にわたり、ダイジェスト動画を配信予定!
▼マイナビアスリートキャリアYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCC-kJr1JWpX8DZo38-txnHg
 
次回のKurasuは特別編をお送りいたします。
どんな方がゲストで登場するのか⁈今後も「Kurasu」にご注目下さい!
では、また次回のKurasuでお会いしましょう!See you soon!!!

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