部活動も取り組みながら、
効率よく就活をしたい
- トップページ
- アスリートキャリアキャリアプラス
- スクール・セミナー関連
- 【開催レポート】第5回Kurasu オンリーワンのプロランナー川内優輝さん ~現状打破に必要な物事の捉え方~
【開催レポート】第5回Kurasu オンリーワンのプロランナー川内優輝さん ~現状打破に必要な物事の捉え方~
こんにちは!マイナビアスリートキャリアの原です。
第5回Kurasuでは元公務員ランナー、現プロランナーの川内優輝さんをゲストにお迎えし、【現状打破に必要な物事の捉え方】というテーマでお話いただきました。
川内さんは公務員ランナーからプロランナーへ転向され、現在も日本を代表するランナーとして活躍をされており、“デュアルキャリア”を体現している方です。
仕事と競技を両立しながら勝てた理由や、デュアルキャリアを体現する上で仕事と競技への考え方やデュアルキャリアの魅力、目標達成に向けた具体的なプロセスなどについてレポートにまとめましたので、是非最後までご覧ください!
Kurasuとは
社会で活躍する諸先輩方のウェルビーイング(心身と社会的な健康)な暮らしから
キャリアのエッセンスを得る教室です。
現役アスリートや元アスリートの方々をゲストにお迎えし、現在のキャリアに至るまでの話を深掘り。
ゲストの実体験を基に、キャリア形成の方法についてwebにてLIVE配信を行います。
>>「Kurasu」をもっと詳しく知りたい方は以下もチェック!
▼YouTube動画(Kurasu概要)
https://youtu.be/LAIiMSqWGKc?si=To8ZphWrWHm7CYQ6
▼第4回Kurasu開催記事
https://athlete-career.mynavi.jp/athlete-career-plus/article/kurasu_4/
第5回のゲスト・テーマ・内容
開催日時:2024年10月21日(月)20:00~21:00
トークテーマ:オンリーワンのプロランナー ~現状打破に必要な物事の捉え方~
ゲスト:川内優輝さん
ファシリテーター
トークイベントの様子
―――仕事と競技を両立するデュアルキャリアについて
鍵:川内さんがデュアルキャリアを実現することが出来たのはなぜですか?
川内:効率よく練習をこなす方法を身に着けていたからです。
高校時代は怪我に悩まされていたのですが、大学時代に練習方法の考え方が変わりました。
一番必要な部分は残し、それ以外の効率の悪くなってしまう部分は大事であっても無くすという考え方を大学時代に気づけたことで、練習方法の効率化が図れました。
大学を卒業してからもその方法で練習を行い、社会人としての10年間、競技と仕事の両立を行うことができました。
自分に合った練習方法を確立することがデュアルキャリアを行っていく上では大事だと思います。
鍵:自分自身の積み上げがあったからこそ、自信を持って決断し、行動に移すことができたということですね。本当に必要なことを見極め取捨選択をするのが大事ということですか?
川内:そうですね。練習に集中したい日はなるべく定時で帰れるように仕事を調整したり、残業をしても最低限の練習時間だけは確保して一番大事な練習に充てたりなど、メリハリをつけることがデュアルキャリアを進めていく上で重要だと思っています。
鍵:今のお話から、川内さんは「選択と集中」が非常に上手だと感じました。選択して集中する際のコツや大事にしていることはありますか?
川内:色々な方法にチャレンジしてみることですね。
自分に合った練習方法を確立することを見つけるために色々なことを試しながら取り組んでいました。
「どうすれば短時間でキツい練習ができるか」「どうすれば無理なく日常生活の中に競技を落とし込めるか」などを考えながら競技に取り組むことで、仕事と競技の両立のために必要な「選択と集中」が上手くできるようになったと思います。
―――デュアルキャリアを行う上で大事なこととは
鍵:デュアルキャリアを続けていくためには、周囲(会社や保護者など)の理解や協力が必要になると思います。川内さんが公務員ランナー時代にデュアルキャリアを続ける過程で、周囲の理解や協力を得るために大事にされていたことはありますか?
川内:仕事と競技の順番を逆にしてはいけないと常に考えていました。
デュアルキャリアや競技継続の理解を得て入社したとしても、あくまで本業は仕事です。「仕事をしていく中でどのように競技をするか」と考えながら練習をしていました。
また、競技への理解をしていただいている職場の方々への感謝の気持ちや気遣いも大事だと思います。
例えば、遠征時に数日間の有給休暇を取得した場合、お土産を渡しながら1人1人に休暇のお礼を直接伝えたり、年末年始やお盆の時は積極的に出社したりなど、少しの心遣いがより競技への理解にも繋がると思います。
鍵:「仕事と競技の優先順位を逆にしない」という考え方には非常に共感しました。
仕事を頑張ることはもちろん、多くの人が協力し、応援してくれていることに対して感謝の気持ちを行動で示すことも大切だと感じました。
―――川内さんの目標達成の秘訣
鍵:参加者の方から「目標達成をするためにはどのようにすればよいでしょうか?」という質問をいただきました。川内さんなりの「目標達成するための秘訣」はありますか?
川内:具体的なプロセスを考えられる、達成可能な目標を設定することが大事だと思います。
目標とは、「目標を達成するために具体的なプロセスを組み、プロセスを経た上で達成できること」ですので、達成に向けて具体的なプロセスが組めないのであれば、それは目標ではないと考えています。
例えば、何となく「日本代表になりたい」「オリンピック選手になりたい」と考えていても、どのような練習をするかや何年後に叶えるかなど具体的なプロセスが説明できなければ目標とは言えません。自分の現状把握が足りていないと思います。
目標に対して具体的なプロセスを組み、必要なことを取捨選択しながら1歩1歩目標をクリアし、少しずつ目標の水準を上げていくことが必要です。
鍵:なるほど。だから「選択と集中」ができるということですね!
川内:そうですね。目標に対して取捨選択し、何が大事で何がいらないかを見極めて行動することが必要だと思います。
―――プロとアマチュアの違い
鍵:デュアルキャリアとプロの双方を経験されている川内さんですが、「プロとアマチュアの明確な違い」はどんな所にありましたか?
川内:一番は「時間」ですね。
公務員時代は時間のやりくりが大変で、練習を行うか、ケアの時間に充てるかという選択に迫られることが多々ありましたが、プロに転向してからは、練習時間もケアの時間も確保できるようになったのは大きいです。
ただし、デュアルキャリアからプロに転向すると時間が増えすぎてしまうため、今まで上手くいっていたやり方は急激に変えずバランスを保つことが大事だと思います。
鍵:デュアルキャリアとプロのどちらも経験された川内さんだからこそ言える「デュアルキャリアの魅力」を教えて下さい。
川内:メリハリをつけることが上手になり、「効率化が進んでいく」ことだと思います。
プロに転向してから時間が確保できるようになったことで、何でもできるからこそ何をすべきか迷い、練習を増やし続け結果が出ないという時期もありました。対して公務員時代は練習に取り組める時間が少ないため、効率よく練習をこなす方法で無駄なものをどんどん削ぎ落し、結果的に時間を生み出し本当に必要なことを見極めることが出来るようになりました。
今振り返ると、新卒でプロにならなかったことは正解だったなと感じます。
公務員としての10年間があったからこそ、プロとして6年目になった今も活躍できていると思っています。
イベント参加者の声
イベント後のアンケートでは、ご参加いただいた、97%の方から満足と回答いただけました。
参加いただいた方からの感想もご紹介します。
まとめ
今回は元公務員ランナー、現プロランナーの川内優輝さんをゲストにお迎えし、【現状打破に必要な物事の捉え方】というテーマでお話いただきました。
●デュアルキャリアを進めていく上ではメリハリつけ、自分の練習方法を確立する
●デュアルキャリアは色んな人の協力や応援があるからこそ、感謝の気持ちをしっかりと行動で示す
●夢と目標は違うということを理解し、達成可能な目標と具体的なプロセスを設定していくことが大事
●デュアルキャリア時代に身に付けた「選択と集中」による練習の効率化がプロになってからも活きている
など、デュアルキャリアとプロどちらも歩まれて苦悩を乗り越えた川内さんだからこその考えをお伺いすることができました。
本記事はイベントの「ごく一部」を抜粋した内容です。
セミナーの全貌が気になるという方は、ぜひマイナビアスリートキャリア公式Youtubeをチャンネル登録してお待ちください!後日アーカイブ動画を配信いたします!
▼マイナビアスリートキャリアYoutubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCC-kJr1JWpX8DZo38-txnHg
次回はどんな方がゲストで登場するのか?!今後も「Kurasu」にご注目ください!
それでは、また次回のKurasuでお会いしましょう!See you soon!!!
マイナビアスリートキャリアについて
マイナビアスリートキャリアでは、アスリートの皆さんが新たなキャリアを見つけ、成功するためのサポートを全力で行っています。
競技経験を活かして自分の可能性を広げたい、キャリアの新たな一歩を踏み出したいと感じた方は、ぜひマイナビアスリートキャリアに登録してみてください。
新しい挑戦を始める第一歩として、マイナビアスリートキャリアが皆さんをサポートします。
就職・転職について相談したい方はこちら
アスリート採用を検討中の採用ご担当者様はこちら
スクール・セミナー関連の関連記事
その他のカテゴリの記事
- 野球×事務Mさん 中途採用就活体験談/デュアルキャリア
- 陸上競技(短距離)×中古品販売業・倉庫管理事務Nさん 中途採用就活体験談/デュアルキャリア
- 約10年の競技経験で得たチカラを活かせたYさんの就活25卒 フィールドホッケー セカンドキャリア(体育会就活)就活体験談/体育会学生
- 自分の将来選択の可能性が広がったMさんの就活25卒 硬式野球 セカンドキャリア(体育会就活)就活体験談/体育会学生
- MACA アスリートキャリア アンバサダー卒業!その他
- 「サッカーしか知らない人」には、なりたくなかった――(前編)元Jリーガー×トップ営業 磯村亮太インタビューその他
- フットゴルフアジアチャンピオン(団体)が語るスポーツの価値 ‐「楽しさ」のプラスの動力が周囲を動かした‐山縣 祐人(フットゴルフ)すごいぞ、アスリート
- 「今」しかできないことを大事に。自分の選択した道を正解に。岳野 春菜/星 寿奈(ラウンドネット)すごいぞ、アスリート
- 第二新卒で転職したい人必見!転職サイトの選び方とおすすめサービスを紹介します就職・転職ノウハウ
- 自己PRは書き出しで差をつける!効果的な書き出しの作り方とスポーツ経験を活かす例文を紹介就職・転職ノウハウ
- サッカー×建設業界・営業Ⅰさん 中途採用転職体験談/セカンドキャリア
- バスケットボール×法人営業Fさん 中途採用転職体験談/セカンドキャリア