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採用事例

アスリート採用だからこそできる、成長が止まらないエイジライフの考えとは―

社長、アスリート社員2名にインタビュー

「企業はどんな思いや意図があって、アスリートを採用しているの?」
キャリアを考えるアスリートにとっても、採用を検討する企業にとっても、気になることだと思います。今回は、デュアルキャリアを歩んでいる多くの「現役アスリート」も社員に持つエイジライフ株式会社 代表取締役社長 小河原 健さん(以下、小河原社長)、また現役で働く鈴木涼介さん(以下、鈴木さん)、長谷川寛人さん(以下、長谷川さん)へインタビューしました。
アスリート採用を進める理由、社内に生まれたシナジー、アスリート達への想いなど、たっぷり語って頂きました。


―エイジライフ株式会社 パナソニックエイジフリーショップ城北
・代表取締役社長 小河原 健
・業務内容
パナソニックエイジフリー介護ショップ
福祉・介護事業、家電及び日用品の販売
1.福祉用具販売・貸与(レンタル)
2.住宅改修(介護リフォーム)
3.家電及び日用品の販売

【今回インタビューを受けてくれた方】
小河原社長
鈴木係長代理(サッカーでのデュアルキャリア:写真左)・長谷川主任(野球でのデュアルキャリア:写真右)

 

人間力を磨き上げている、アスリートたち

―アスリート採用を積極的にされていますが、そのワケを教えていただけますか?

 (小河原社長)
採用にあたって、「育てられる人」に重きをおいて考えた時、スポーツに対してまっすぐ頑張っている「アスリート」が真っ先に思いつきました。自分自身も元アスリートということもあり、「自分を律するチカラに長けている」のはアスリートなのではないか、と思ったわけです。
その素質を大いに持ってくれている2人が、マイナビ経由で入社してくれました。
 
―実際におふたりは「自分を律する」という場面について、エピソードはありますか?
 
(長谷川さん)
僕は社長と面接して、パワーを感じるなと率直に思いました。スポーツで培った部分を(仕事でも)活かすことができるような気がしていましたね。あとは、学生時代は根性論みたいな部分で補っていた部分を、デュアルキャリアを通じて論理的にも考えていこうと、自分を律した記憶があります。
 
(鈴木さん)
僕は中途採用で入社していますが、正直以前の仕事はあまり活発的に動くこともしなかったんです。ただその中で悔しいこともたくさんあり、挫けそうなときにエイジライフに出会いました。自分や周りを見返して、自信をつけるためにも入社しました。入社初日の朝礼で社員のパワーに圧倒され、スポーツ期の自分を思い出し「必ず成功しよう」と背中にスッと一本の軸ができた瞬間は今でも覚えています。


 
―自分を律することができながらも「育てられる人」を求めたのにはどんな経緯があるのでしょうか?
 
(小河原社長)
人は勉強や偏差値で成り立っていく事は少ないと思っています。あとは「人間力」ですね。
人間力は挨拶や協調性など、当たり前のことを当たり前にできる人。私たちの介護業界はその当たり前を一層大事にしていきますし、人ならではの温かさが必要不可欠です。
アスリートは、人間力に長けている人が多いと実際に採用しているメンバーも見て確信しています。そのチカラがある人は、他から言われた意見もしっかり受け入れ、学びに変えることができ、「育つスピード」がすごく早いと感じています。
そういった部分で「育てられる人」を求めていますね。
 
―社員のおふたりから見て、「スピードが速いな」と感じる部分はありますか?
 
(鈴木さん)
ありますね。入社する前の自分とは「ペースが違う」と思います。弊社には前向きで前に進む力がずば抜けている人が多いように感じます。目標値を達成するための明確なフローや、ホスピタリティへの心持ち、ダメな時は自認し改善をしていくスピードがとにかく速いです。
 
(長谷川さん)
鈴木さんは僕の上司にあたりますが、先頭に立って若手メンバーを引っ張ってくれています。自分らしいやり方や“鈴木さんの道”を開拓しながら確立していく姿を間近でみていますが、やっぱりスピードが速い。僕自身、壁にぶつかった時は鈴木さんをはじめ上司や同期に相談しますが、いつも相談を自分事として考え、改善策を積極的に出してくださるので、そこも自己成長が早い理由かもしれません。
  
―会社全体でスピードや熱量が常に向上しているのですね。育てるためには実施している取り組み等はありますか?
                                               
(小河原社長)
弊社に入社してくれたからには「様々な経験をしてほしい」と思っています。
例えば、被災地への支援やスポーツ応援など、幅広い経験することで、心の豊かさを育んでいけるような取り組みを会社で行っています。
私は、仕事だけ、競技だけにとらわれずに多くの経験を通じて自分の力にしてもらうことが、会社の役目だと思っています。だからこそ、デュアルキャリアを採用し、継続することを応援していますね。
仕事だけではなく、競技も両立しながら全力で取り組むことで得られるものは、片方の選択よりも必ず多いと確信しているので。
 

デュアルキャリアとして働く今

―おふたりともデュアルキャリアを継続するために、大事にしていることはありますか?
 
(長谷川さん)
僕もまだ完全に(デュアルキャリアが)できているとは思っていませんが、野球も仕事も、両方ともモチベーションにすることを大事にしています。どちらか片方に重心がよってしまうと、どちらかが崩れる気がしています。両方を両立していることが双方のパフォーマンスが最大限発揮されると思っているので、バランスを考えながら楽しく両立しています。
 
(鈴木さん)
長谷川も言っているように、両方(仕事と競技)のバランスは大事にしています。僕たちに限らず社会人スポーツをデュアルキャリアとして続けている人たちは、競技と仕事をしっかり両立していないとできないと思っています。僕自身、どちらかに偏った時はバランスを崩しました。そういう点では、自分でパフォーマンスを管理するチカラも大切ですね。サッカーで得た経験が仕事に活きる場面、また逆も多くあります。だからこそ、仕事と競技の切り替えを上手にできるように意識しています。
 
―デュアルキャリアをやっているからこそ、スポーツ経験が仕事に活きると感じるときは?
 
(長谷川さん)
スポーツ経験で得たものは、「1番になる」という気持ちと行動力であり、仕事でも活きている部分だと思います。それは競技をしている場面でも感じますし、仕事でも活きています。野球でキャプテンを長く頑張ってきたこともあり、1番になりたいという気持ちはだれよりも強いです。ただ、僕たちはホスピタリティを大切にしている仕事なので、その気持ちを前に出しすぎてもいけないんです。そんなときは周りが指摘してくれることもありますし、そのたびに考えを受け止め、ロープレ等を通して改善し、“今が今までの自分の中で1番”になれるように成長を続けています。
 
(鈴木さん)
僕はサッカーから一度離れた経験があるので、尚の事感じている部分ではありますが、スポーツが上手だからと言って、仕事が上手ではないんです。
この理解や認識を見誤ってしまうと、スポーツ経験が活きる事もデュアルキャリアから得られるチカラも少ないと思っています。スポーツで経験したことを言語化し、自分の意識に浸透させることが大事です。サッカーをやめた自分と、もう1度始めた今の自分は全く違います。意識できているかどうかが、差のように感じていますね。また、スポーツは頭の整理や思考の刺激にもなるので、そのチカラも自分のものにして、仕事に活かすようにしています。


(デュアルキャリアで活躍する3名|左:長谷川さん 真ん中:鈴木さん 右:畔上さん)
 

個性を活かしながら「育てる」ということ

―個性を大事にするエイジライフの“育てる方針”はあるのでしょうか?
 
(小河原社長)
マニュアルのようなものはありません。
その理由は、個性に合わせた教育をしたいから。スポーツでいえば、ディフェンスやオフェンスがいるように、同じ仕事でも役割が違います。1人1人に合わせて変化して成長をしていってほしいと思っています。
 
―1人ずつの教育方針、大変ではありませんか?
 
(小河原社長)
楽しいです。生き方がそれぞれで自分から見ていてもワクワクしますよ。
社員同士はお互いをつぶし合うような競争ではなく、1人ずつが自立して個々が活躍する環境になっています。お互にいい刺激を受けながら、上へ上へと進んでいってくれていますね。
個人の利益というよりも、会社の利益を追ってくれるようなメンバーが多いのも、そんな環境を作れる1つの要因かもしれません。
 
 
―会社の利益を追う、素晴らしい社風ですね。

 (小河原社長)
会社の文化を作りあげ、自分たちで変えていこうという波も作ってくれています。会社としても、その波を受け入れる準備は大いにできています。もちろん全て、というわけにはいきませんが、時代に沿った形でニーズに寄り添い、歴史と文化を協調して形にしていっている最中です。
 
―実際に働くおふたりはどのようなビジョンを持っていますか?
 
(鈴木さん)
会社の文化を作り上げる、という部分にもつながりますが、まずは社長を目指して人間的に成長したいと思っています。会社をもっと働きやすく、強い会社にしていくために、気遣いや観察力など、自分自身の足りていない部分を認めてどんどん成長していこうと思っています。
 
(長谷川さん)
僕は前述した通り、1番になりたいと思っています。そのためにはまずは結果。もし1番になることができたら会社をさらにいい方向へ歯車を回していきたいです。発言力を持つために今できる事を徹底して行い、影響力のあるエイジライフの人材になっていきたいですね。


 
―頼もしい2人ですね。これからのアスリートに期待していることなどありますか?
 
(小河原社長)
アスリートは、自分の生き方に自信をもって自分を律していってほしいなと思いますね。
スポーツで培ったものを自分の中に落とし込み、プロセスを大事に、また経験を着実に積んでいくことが大事だと思っています。
経験を糧にしていく事で、競技の体験を仕事の経験として当てはめることができます。
わたしたちとしても教えていきたい部分ではありますが、まずは自分で自発的に行動することを大事にできることを期待しています。
 
―アスリート採用を続けられることと思いますが、アスリート採用に対するお考えをお聞かせください。
 
(小河原社長)
アスリートは次世代を作る人材だと思っています。人と人が助け合えるような人材を獲得できるのが特にアスリート採用です。志高い人間と成長できる1つの選択肢が体育会系やアスリート採用だと思うので、そういった方を求めている企業さんは積極的に取り入れていくのが良いのではないかと思います。
 

これからのエイジライフ

―今後のエイジライフはどのようになっていくのでしょうか

(小河原社長)
20代、30代のやりたいことを叶えられる会社になっていきたいと思っています。
今一緒に働く人たちが働きやすい環境を作っていきながらも、文化と想いを大事にして行ける会社にしていきたいです。
また、弊社に所属してくれる限りは、他で体験できないような多くの事を経験し、自分の力になるような将来を築いていきます。


 
 
編集後記
今回はエイジライフ株式会社の社長とデュアルキャリアを体現している2名にインタビューさせていただきました。社長が思い描いている文化や活躍を体現している2名のお話は、会社が更に発展していくのでは、という期待を感じられる時間でした。
「多くの事を体験してほしい、心を大事に仕事に取り組んでほしい」という社長の言葉から、社員への愛情も感じられるインタビューとなりました。
インタビューさせていただき、ありがとうございました。