就職・転職ノウハウ

自分史で自己分析はどうやる?分析方法から就活への活用まで徹底解説

自己分析を行うフレームワークの1つに「自分史」があります。この記事では、基本的な自分史の作り方や、自己分析に活かすポイントを解説していきます。

自分史とは

自分史とはなにか解説
自分史とは、これまでの経験を振り返り、印象的な出来事から自分自身の価値観を探るためのフレームワークです。印象に残っている出来事を表に図式化することで視覚的に捉えることができ、客観的な自己分析を行う手助けとなります。

自分史の考え方

自分史では、各年代ごと(幼少期・小学校・中学校・高校・大学)に印象的な出来事を振り返り、表にまとめていきます。振り返りを行う際には、どのような出来事があったのかだけでなく、その出来事を通じてどのように感じたのかを整理しておくと自己分析を行うときに役立ちます。
自分史の考え方を解説

自分史で自己分析をするメリット

自己分析に自分史を活用するメリット
自分史を自己分析に用いることにより、自分の価値観(自分らしさ)を明確にできるほか、深掘りを行うことで志望動機を具体的に作成することができます。ここからは自分史を用いて自己分析をするメリットについて解説します。

自分の価値観を再確認できる

就活の軸とは「仕事選びや会社選びの基準」となるものです。自分に合った会社を探すためには選ぶ基準や絶対に譲れない条件を決めておく必要があり、モチベーショングラフを活用することでやりがいを感じられる職種や業界を絞り込むことが可能になります。

志望動機を明確にする

なぜその企業を応募したのかを伝える「志望動機」にも自分史の結果を活用することができます。「この会社に入りたい」と思った理由を過去の経験から話すことにより、志望動機に説得力を持たせることができ、入社に対する熱意をアピールすることができます。

自分史の作成方法

自分史の作り方を解説
自己分析に自分史を活用するメリットについて解説しました。ここからは自分史を作成する方法について紹介していきます。

用紙やツールを準備する

まずは自分史を書く用紙や、ツールを準備します。手書きで作成する場合は、縦軸に期間、横軸に印象に残っている出来事印象に残っている理由を書く表を作ります。

過去を振り返る

表の準備が整ったあとは実際に過去を振り返り、印象に残っている出来事をまとめていきます。縦軸の期間に沿って過去を振り返ることで、これまでの出来事を振り返りやすくなるだけでなく、価値観の変化なども捉えることができます。

完成した自分史を俯瞰する

作成した自分史を俯瞰し、印象に残っている出来事とその理由に傾向があるかを確認します。過去の出来事に対する感情を深掘りしていくことで、自身の価値観の理解ができるだけでなく、社会に出てどのような人になりたいのかを明確にすることができます。

自分史を活用したAさんの事例

ここからは自己分析で自分史を活用したAさんの事例を紹介します。自分史を就活にどのように活かせるかについてイメージをしてみましょう。

Aさんの自分史

Aさんは過去の出来事を振り返り、自分史を作成しました。
自分史の例を紹介

分析と就活への活かし方

自分史の結果を基に分析を行った結果、以下のようなトピックにまとめることができました。
==========
ポジティブな出来事
小学校から始めたサッカーをずっと続けており人生の中心になっている
海外に興味があり英語力を活かして仕事をしたい

ネガティブな出来事
突然の環境変化に弱いと考えられる
目標達成できなかったときの切り替えが課題
==========
この結果から、

  • スポーツ経験が価値観の軸となっている
  • 新しい環境に飛び込むチャレンジ精神がある
  • 失敗したときのことを想定して動くことを心がける

が分かり、チャレンジ精神を強みとして自己PRを粉うことに決めました。また、サッカー経験を活かした自己PRだけでなく、失敗を想定して別プランを考えるよう心がけたエピソードを面接でアピールするようにしました。

自分史を作る際のポイントと注意点

自分史を作る際のポイントと注意点
いかがでしょうか?ここまでは自分史の作成方法や事例を紹介してきました。ここからは自分史を実践する際に意識したいポイントを紹介します。

ターニングポイントを選ばない

これまでの経験から自分の考えや価値観の深掘りを行うことが自分史で重要となります。「このエピソードは就活に使えるか」というフィルターはかけず、様々な出来事を振り返るようにしましょう。

モチベーショングラフも併用する

モチベーショングラフとは、これまでの経験を振り返り、自分がどのような出来事でモチベーション(満足度)が高まるのかを可視化するためのフレームワークです。自分史で振り返った出来事をグラフに図式化することで視覚的に捉えることができ、客観的な自己分析を行うことができます。

モチベーショングラフの作り方はこちらの記事で解説しています。
モチベーショングラフで自己分析はどうやる?分析方法から就活への活用まで徹底解説

まとめ

自分史は自己分析を行うための1つの手法であり、活用することで過去の経験から培った価値観や考え方を理解することができます。自分史を用いることにより、自身の人柄を再認識できるだけでなく、企業選びのための就活の軸にも活かすことが可能となります。作成は簡単にできるため、自己分析の第一歩として挑戦してみましょう。

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