就職・転職ノウハウ

【ボクシング】例文あり|部活動経験をアピールした自己PRの書き方

~ボクシング部Sさんの場合~

自己PRでは、自分が今までの経験で学んだこと、今後活かせるスキルなどをアピールします。
 
企業側は自己PRを見ることで、応募者がどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において重要な項目で、企業側は必ずチェックします。
 
ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい自己PRを作成しアピールしていきましょう!

自己PRとは

自己PRやガクチカは、自分の今までの経験や学んできたこと、今後活かせるスキルなどをアピールするものです。
企業側(面接官)は自己PRを見ることで、就活生の皆さんがどういう人なのかを知り、会社でどう活躍してくれるのかをイメージします。
そのため自己PRは選考において必ずチェックされる、重要な項目です。

 ありきたりな内容にならないよう、競技を通じて「経験したこと・学んだこと・今後活かせること」を取り入れ、自分らしい魅力的な自己PRを作り、アピールしていきましょう!

ボクシング経験をアピールできる強みの例

自己PRでアピールできるボクシングの強み
まずは、ボクシング経験を自己PRでアピールする際に使える強みの例を紹介します。
自分自身の経験に当てはめて、どのような強みをアピールできそうか考えてみましょう。

忍耐力

ボクシングは、試合で相手と打ち合う格闘技であり、様々な場面で打たれ強さが必要になります。
そのため、ボクシングに取り組んできた人は、高い忍耐力を持っているといえるでしょう。
練習や試合などの逆境の場面で、めげることなく反骨精神を持って努力したり対応したりできる点を強みとしてアピールしましょう。

忍耐力を就職活動に活かすコツをこちらの記事で詳しく解説しています。
【例文あり】「忍耐力」は就活の強みで使える?自己PRで効果的に伝えるポイントを紹介

ストイックさ

ボクシングの練習の多くは反復のメニューが多く、ルーティーンの徹底が重要です。
試合で勝つために厳しい練習に取り組むストイックさは、仕事においても一目置かれる能力です。

  • 途中で妥協せず最後までやり切った経験
  • 自分で自分を追い込み結果に繋げた経験

などを織り交ぜて自己PRを作ってみましょう。

目標達成意識

ボクシングは個人種目のため、自分自身の努力が結果に直結しやすい側面があります。
自身で目標を立て、そこに向かって努力できるプロセスはビジネスにおいても重要となります。
特に、仕事では初めは上手くいかないこともあるため、目標に向けて走り切れることは魅力的です。
実際にボクシングで立てた目標や目標達成に向けて実践したアクションを具体的に伝えるようにしましょう。

競争心

前述の通り、ボクシングは個人種目のため、部内のメンバーは仲間でありライバルとなります。
こうした切磋琢磨できる環境では、お互いに高めあえる雰囲気作りを自然と身に着けることができます。
会社においても、売り上げや成績などで比べられる場面は多くあるため、相乗効果を生み出せる競争心は就活でも評価されると考えられます。

ハングリー精神

ハングリー精神とは「目標に向かって強い意志を持って立ち向かう姿勢」のことです。
ボクシングでは、格上の相手に対して立ち向かう機会も多く存在します。
全力で"勝ち"を目指すことによって培われたハングリー精神を、ビジネスにも活かすことができれば、大きな結果を残すビジネスパーソンになることができます。
企業としてもこのような人材は貴重なため、積極的にアピールしましょう。

継続力

忍耐力とも類似しますが、継続力もアピールできるポイントです。
特に、競技歴が長い選手は、より多くの壁にぶつかりながらボクシングを継続してきたと思います。
諦めずに1つの競技をやり切る継続力は、仕事においても活かすことができ、任せた仕事を完遂してくれると期待されます。

継続力を就職活動に活かすコツをこちらの記事で詳しく解説しています。
【例文あり】「継続力」は就活の強みに使える?自己PRで効果的に伝えるポイントを紹介

自己PRを作る際のポイント3つ

自己pr ボクシング 自己prを作るポイント
アピールしたい強みを決めたら、実際に自己PRを作っていきます。
自己PRを作るときのポイントは3つ!
【1】具体的な目標
【2】課題と課題解決に向けた行動
【3】経験から得た強みと企業での活躍

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修正前の自己PRをチェック

ボクシング部に所属するSさんの自己PR文を魅力的な内容にレベルアップしていきます。

=修正前の自己PR=====
私は大学4年間、ボクシング部に所属していました。
誰よりも努力し、練習を続けることで、県大会入賞もできました。
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。
==============

この自己PR文を、上記の【1】【2】【3】のポイントを踏まえて改善してみましょう。

【ポイント1】具体的な目標

皆さんの経験をアピールするためには、どれだけ困難な目標に取り組んだのか、企業に伝えることが必要です。
目標は漠然としたものではなく、具体的な目標を記載する必要があります。
また、目標の難易度についても、ボクシングの「素人」である企業の採用担当の方にも伝わるように表現しなければいけません。

=NG例とOK例=======

NG例
取り組んだことの記載のみで目標がない
私は大学4年間、ボクシング部に所属していました。

OK例
具体的な目標の記載がある
私は大学4年間、ボクシング部に所属し、県大会上位入賞を目標に取り組みました。

GOOD例
目標の難易度が分かりやすく表現されている
私は大学4年間、ボクシング部に所属しておりました。
目標は県大会上位入賞に定めました。
ボクシングは大学生から始めたため、周囲からは相当な努力をしないと実現は難しいと言われました。

==============

【ポイント2】課題と課題解決に向けた行動

皆さんが目標の達成を目指した時、そこには必ずクリアしなければいけない課題があったはずです。
その課題は何だったのか、『エピソード』をなるべく具体的に記載しましょう。
よくみられる自己PRの失敗例としては、目標とその結果だけが記載されている自己PR文です。
どれだけ結果が素晴らしいものでも自己PR文としては失敗作なので注意が必要です。
企業の採用担当は皆さんが「どんな課題に対してどのような行動をしたか」という中身を見ています

=NG例とOK例=======

NG例
課題が述べられていない、行動も漠然としている
誰よりも努力し、練習を続けることで、県大会入賞もできました。

OK例
課題と解決に向けての行動がある
県大会入賞に向けて、私の最大の課題は「持久力」でした
相手よりも手数多く戦うために、基礎トレーニングの徹底による体力強化に取り組みました。
結果として、目標としていた県大会入賞も達成することができました。

GOOD例
より具体的に課題と解決に向けての行動がある
県大会入賞に向けて、私の最大の課題は「持久力」でした
負けた試合と勝った試合を分析すると、終盤でのフットワークと反応速度に差があることが分かり、体力強化が必要であると考えました。
毎日の基礎トレーニングの徹底に加え、自主トレーニングでも走り込みを行い、1試合通して動ける持久力の改善に取り組みました。
結果としても、目標としていた県大会入賞を達成することができました。

==============

【ポイント3】経験から得た強みと企業での活躍

ボクシングの経験やその経験から得た強みを、企業でどう活かすか。自己PRに必要な最後のピースです。
部活動で培った強みを企業で活かせる強みに変換することは非常に難易度が高いものですが、
企業や面接官が評価する部分でもあるので、しっかりアピールするようにしましょう!

=NG例とOK例=======

NG例
強みの言語化ができず、企業で活躍するイメージも抽象的
この経験を活かし、貴社でも活躍をしていきたいと考えています。

OK例
経験から得た強みを言語化し、企業で活かせる場面が分かる
この経験から得た、「ストイックさ」を武器に、貴社においても自らを日々修正・成長しながら業務に取り組んでいきたいと考えております。

GOOD例
企業の特徴に合わせて、強みをアピール出来ている
新規顧客の獲得をメイン業務とする貴社営業部では、ヒアリングから提案まで突き詰めて行うことが重要となると思います。
ボクシングで培った「ストイックさ」という強みを活かし、貴社においても妥協することなく業務に取り組んでいきたいと考えております。

==============

3つのポイントを意識した自己PR(例文)

3つのポイントを組み合わせてひとつの文章にまとめると、以下のような文章になります。

私の強みは「ストイックさ」です。
私は大学4年間、ボクシング部に所属しておりました。
目標は県大会上位入賞に定めました。
ボクシングは大学生から始めたため、周囲からは相当な努力をしないと実現は難しいと言われました。

県大会入賞に向けて、私の最大の課題は「持久力」でした。
負けた試合と勝った試合を分析すると、終盤でのフットワークと反応速度に差があることが分かり、体力強化が必要であると考えました。
毎日の基礎トレーニングの徹底に加え、自主トレーニングでも走り込みを行い、1試合通して動ける持久力の改善に取り組みました。
結果としても、目標としていた県大会入賞を達成することができました。

新規顧客の獲得をメイン業務とする貴社営業部では、ヒアリングから提案まで突き詰めて行うことが重要となると思います。
ボクシングで培った「ストイックさ」という強みを活かし、貴社においても妥協することなく業務に取り組んでいきたいと考えております。

面接官が自己PRで見ているポイント

ボクシング経験からの強みが伝わる自己PRは作れましたか?
自己PRは作って終わりではありません。
面接の際に強みをアピールするためにも、面接官が自己PRで何を見ているかを理解する必要があります。
ここからは、面接官が自己PRで重視しているポイントを解説します。

人となり

応募者が自社の風土や価値観と合っているかを面接官は重視します。
社風との相性が合わないひとを採用した場合、ミスマッチに繋がり、早期離職をしてしまうリスクがあります。
自己分析を行い、自分の強みだけでなく価値観を言語化しておくと、スムーズな受け答えができるでしょう。
また、企業分析も併せて行い、企業理念や価値観の理解、自身への落とし込みをすると好印象となります。

入社への熱意・ポテンシャル

特に新卒採用の場合、スキルや経験よりも、入社後の成長に期待していることが多いです。
入社志望度の高い人材は、成長速度が速く早期退職のリスクも低いと考えられます。
自己PRでは、入社への熱意が伝わる内容にしましょう

入社の熱意を伝える例)
なぜこの会社に入社したいと考えたか
入社後にどのように会社に貢献したいか
キャリアで成し遂げたいビジョン


コミュニケーション能力

仕事においてコミュニケーション能力は極めて重要なスキルです。
自己PRでは、用意していた文章を読むだけでなく、面接官からの質問にも回答しなければなりません。
この際の受け答えによって、面接官は応募者のコミュニケーション能力を見ています
想定される質問への答えを準備しておくほか、模擬面接で受け答えに慣れておくようにしましょう。

不安な場合はエージェントに相談するのも◎

自己PRの書き方に不安がある方は就活エージェントに相談することをおすすめします。
エージェントでは自己PRの添削だけでなく、自己分析の深掘りや面接対策も対応してくれるため、就活を進めるうえで強い味方となります。
無料で利用できるため、まずは相談相手として活用してみましょう。
特に、体育会特化のエージェントであれば、体育会学生の就活のプロがあなたの就活をサポートしてくれます。
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まとめ

いかがでしたか?
ポイントを意識して作成すると、具体的な自己PRとなり、Aさんについてより伝わる内容になりましたね。
皆さんも、3つのポイントを意識して「自分らしい自己PR」を作ってみましょう!

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部活動経験などを通じて得た、強みやアピールポイントを一緒に考えます。
また、試合期間や教育実習期間を考慮して就活を進めることができます。
就活に出遅れた、と感じる方も大丈夫。
エージェントを活用して、効率よく就活を進めましょう。
※他のエージェントとの併用や自分自身で進めている選考と並行した利用もOKです!

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