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ブラック企業の特徴と入社前にできる見分け方のポイント!

就職活動や転職活動を進めていくなかで、「自分が入社する予定のこの企業は、ブラック企業じゃないといいな…」と不安になる方も多いはず。
この記事では、一般的に“ブラック企業”と呼ばれる企業の特徴や、入社前にできる見分けるポイントを徹底解説します。
ブラック企業とは
ブラック企業を選ばないためには、ブラック企業について詳しく知る必要があります。
まずは「ブラック企業とはなにか」について確認していきましょう。
ブラック企業の定義
ブラック企業は明確な定義がない
厚生労働省は、「ブラック企業について定義はしない」としたうえで、以下を一般的な特徴として紹介しています。
「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
などと言われています。
引用元:「ブラック企業」ってどんな会社なの?|Q&A|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省
“ブラック企業”は単に働きづらいだけではありません。
勤務を続けることで、心身に支障をきたすといわれており、そのような状況が常態化していると考えられています。
ブラック企業の具体的な特徴
ブラック企業がどのような会社か、イメージがついたと思います。
ここからは、ブラック企業の具体的な特徴について解説していきます。
今回は5つ紹介します。
①長時間労働が前提
ブラック企業と呼ばれる会社の多くは、労働時間が長い傾向があります。
ブラック企業では、一人当たりに課されるノルマが重いため、残業をしなければ終わらないことが多く、労働時間が長くなるケースが多いです。
また、自分の仕事が終わっても周りが仕事しているため帰りづらいといった心理的な側面も労働時間を長くする要因となります。
ちなみに、労働基準法では、1日8時間/1週間で40時間が法定労働時間と定めています。
法定労働時間を越えて労働させる場合、本来は36協定を締結する必要があり、その場合の時間外労働時間は月45時間、年360時間と上限が定められています。
②有給休暇の取得ができない
事業の正常な運営を妨げる場合を除き、労働者には希望したタイミングに有給休暇を取得する権利が与えられています。
2019年4月から労働基準法が改正され、すべての企業において年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対しては、5日以上の取得が義務付けられました。(参考:東京労働局)
しかし、ブラック企業内では、希望するタイミングでの有給休暇を取得しづらい雰囲気が会社全体に広がっている場合があります。
十分な休養やリフレッシュが取れないと、仕事のパフォーマンスの低下や心身にも悪い影響を与えてしまいます。
③サービス残業が多い
残業時間が正しくカウントされない、“サービス残業”が多いこともブラック企業の特徴のひとつです。
「定時よりも早く出勤をして作業をするが、定時からの打刻となる」や「勤怠は定時で打刻するが、実際には定時後も仕事をしている」などがあげられます。
また、固定残業代が設けられている場合、事前に設定されている残業時間を超えても残業代が追加支給がされない場合もあるようです。
④離職率が高い
ブラック企業は労働環境の過酷さや労働時間の長さから、離職率が高くなる傾向があります。
離職率とは「一定期間のうちに何割の人が退職したか」を表す数字です。
また、離職率と似た指標で定着率もあり、入社した人が一定期間後に在籍している割合を表します。
どちらも退職者が増えると割合が大きくなります。
⑤ハラスメントが多い
ブラック企業では、社長や上司の意見が絶対視され、メンバーの意見が通りにくい、いわゆる風通しが悪い職場となることが多いです。
コンプライアンス意識の低い職場では、様々なハラスメントから社員が守られていないこともあるため、セクハラやパワハラが多くなる傾向があります。
入社前にわかる見分け方のポイント
ブラック企業によく見られる特徴を解説しましたが、入社してからブラック企業だったと気づいたのでは遅いですよね。
ここからは入社前からブラック企業を見抜くポイントを紹介します。
①労働時間の長さを確認する
求人情報には月平均所定外労働時間が記載されています。
この数字が大きい場合は入社後の残業時間が多いことが想定されます。
記載が見当たらない場合は、面接などを通じて確認するようにしましょう。
②有給休暇の消化日数を確認する
求人情報には、月平均所定外労働時間のほかに、有給休暇の消化日数の平均が記載されている場合もあります。
有給休暇の付与日数は企業により決まっています。
付与日数が多くても消化日数が少ない場合、有給休暇が取得しにくい環境の場合が考えられますので、付与日数だけではなく取得日数も確認するようにしましょう。
③社員の口コミを検索する
「株式会社〇〇 口コミ」や「株式会社〇〇 評判」で検索すると、その会社や在籍社員・元社員の口コミを確認することができます。
労働環境に関する情報は退職した人が書き込みをする場合が多いため、マイナスな話ばかりや、誇張されていることもありますが、社内環境の実情を知る手がかりになります。
全てを鵜呑みにせず、参考程度にチェックするようにしましょう。
④社員に直接質問する
カジュアル面談や懇談会が設けられている場合、今働いている社員に労働環境について質問することも可能です。
本選考の面接で質問する場合は、マイナスイメージとなることもあるため、適切なタイミングで質問をするように心がけましょう。
逆質問のポイントに関してはこちらの記事で解説しているので、気になる方はご覧ください。
ブラック企業を避けるコツ
では、ブラック企業に入社をしないように就職活動・転職活動を進めるコツを紹介します。
相談しながら就活・転職を進める
一人で企業を選択したり、選考を進めたりすると、視野が狭くなり、ミスマッチにつながる企業を選んでしまう可能性があります。
可能であれば、家族や友人、プロなどに相談をしながら就職活動・転職活動を進めるようにしましょう。
就職・転職のプロであるエージェントは、あなたに合った企業を紹介してくれることはもちろん、自己PR添削や面接対策など一人では難しいことも対応しています。
無料で利用や併用もできるので、ぜひ活用を検討しましょう。
エージェントの選び方は以下の記事で解説しているので、併せてご覧ください。
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