就職活動で使える！説明会や面接時のスーツの着こなし&身だしなみ

服装・身だしなみを正して印象をプラスに

「大事なのは中身」という考え方ももちろんありますが、
面接官が採用を考えた際、最低限のマナーを持ち合わせた人を採用したいと考えるのは当然です。
服装や身だしなみを整えることで、面接官に好印象を与えることができます。
逆にだらしない印象を与えてしまうと「この人に仕事は任せられないかも」と判断されかねません。

大切なのは"清潔感"

全体的に意識することは、やはり"清潔感"です。
シャツや上着がしわくちゃ、髪や髭が整っていない、かばんや靴の汚れが目立つ、などは清潔感がありません。
面接や説明会に行く前日には、翌日着用する服やモノを改めて確認するようにしましょう。

それぞれの意識するポイント

では、それぞれどのような点を意識したらいいのでしょうか。
図のように頭から順に確認をしていきましょう。

髪型

清潔感を損なうような長さ・色・寝ぐせなどは注意しましょう。
長い髪は顔にかからないように、束ねることをおすすめします。前髪は額や眉毛を出したほうが明るい印象になりますよ。
髪色は地毛に近い色の方がビジネスシーンで浮くことはありません。

顔

髭はしっかりと整え、清潔感を意識しましょう。
メイクをする場合は、濃い目のメイクではなくナチュラルメイク程度で自然な印象を心掛けることがおすすめです。
特に目元は黒く強調しすぎたり、派手な色は使わないようにしましょう。
カラーコンタクトは避け、自然な目元を意識してください。

シャツ

スーツの下に着用するシャツはシワが無いようにアイロンがけなどをしましょう。
一般的には白色のシャツの着用で問題ありません。
肌着はグレーや黒などのカラーシャツは避け、透けにくい色を選ぶようにしましょう。
メンズスーツでネクタイを着用際は、左右の襟にボタンがついている「ボタンダウンシャツ」は避けるようにしましょう。
レディーススーツを着用する際は、襟の一番上までボタンを留める「レギュラーカラーシャツ」と一番上にボタンの無い「スキッパーカラーシャツ」があります。
自分の着用するシャツに合わせて、正しい着こなしをするようにしましょう。

スーツ

リクルートスーツはサイズ感が大切。
自分の体形に合っているものを着用するかどうかで、見た目が大きく変わります。
色に指定はありませんが、黒・紺・グレーが一般的といえます。
迷った際は店員さんに相談し、自分に合ったサイズ・色を着用するようにしましょう。
スーツはシャツ同様にシワになりやすいので、前日にシワやほつれ、汚れなどがないか確認をしてください。
また、初めて着用する際は"しつけ糸"というものがついている場合があるので、必ず外すようにしましょう。

かばん

履歴書などを持ち歩くことが多いので、A4サイズの書類を折らずに入れられる大きさが便利です。
面接の際は椅子の横に置くことが多いので、自立するタイプを使う方が多いです。
スーツと合った色が良く、スーツを買う際に合わせて店員さんに相談すると間違いはありません。

靴・靴下・ストッキング

靴は汚れなどが無いように、前日のうちに磨いておきましょう。
また、かかとやヒールが削れていることもあるので、確認が必要です。
一般的にビジネスシューズを履く際の靴下は黒やダークグレーなどを着用します。
くるぶしソックスではなく、椅子に座った際に素足が見えない程度の丈がある靴下を選びましょう。
パンプスを履く際は、素足ではなくストッキングの着用が一般的です。黒色ではなく、肌色を選ぶようにしましょう。
ストッキングは伝線しやすいので、予備をカバンに入れておくこともおすすめです。

コート

色はベージュ、黒、紺、ダークグレーが一般的です。
派手な印象にならないような形を選ぶようにしましょう。

意外と見られているかも?!

面接官は採用のプロ。服装や靴以外にも、意外とみられている部分もあります。
以下項目も必ずチェックするようにしましょう。

ネクタイ

派手なものは避け、シンプルな物を選ぶようにしましょう。シャツやスーツの色と併せるのがおすすめです。
また、ネクタイをする際はシャツの第一ボタンはしっかり閉じます。
歪んだり曲がったりしないように気を付けるのはもちろん、結び目が大きくなり過ぎないように第一ボタンを隠すようなイメージで締めるようにしましょう。

爪

伸びた爪や汚れている爪は清潔感がありません。
当日は適度な長さになるよう、爪を整えましょう。
ネイルは極力避け、塗る場合は自然な色をおすすめします。

アクセサリー類

基本的に、不要なアクセサリーの着用は避けましょう。
時計は派手過ぎず、シンプルな物を選ぶことがおすすめです。有名なブランドである必要はありません。
メガネを着用する際はレンズ等は、清潔感を意識し、きれいに磨くようにしてください。

「私服」「服装自由」の場合は？

「服装自由」「私服」と言われた場合でも、自分の好きな服を着ていくわけではなく、TPOを意識した服装を心がけましょう。
一部、アパレル業界やデザイン業界では、個性やセンスを選考の一部としている場合もありますが、一般的にはオフィスカジュアルに近い服装で問題ありません。

オフィスカジュアルを意識

Tシャツやデニム、パーカーなどは、基本的にプライベートで着る服はオフィスカジュアルとしての着用は避けるようにしましょう。
また、過度な露出や多すぎるショートパンツやミニスカートや透け感のある服は避ける方が望ましいです。
シンプルなデザイン、落ち着いたカラーを意識するようにしましょう。
スカートを着用する場合はストッキングも忘れずに。

スーツ以外でもシワや汚れのチェックを

私服・服装自由の場合も清潔感を意識することに変わりはありません。
過度なシワや汚れ、破れなどのある服装は避けるようにしましょう。

会社の雰囲気や選考の内容次第

会社の雰囲気でオフィスカジュアルの内容は変わります。
また、企業の選考によっては本当に普段着ている服出来てほしい場合も。
不安な場合は、面接官や先輩社員・担当アドバイザーに確認をするようにしましょう。

自分だと判断できない！そんな時は。

初めての就活は悩みが尽きません。
誰かに相談したい、というときはエージェントの利用も検討しましょう。
エージェントから紹介された企業であれば、会社の雰囲気を事前に確認できるので、服装に不安を抱えて面接に行くことはありません。
「このスーツで大丈夫かな？」という質問にも答えてくれるので、安心して就活を進めることができますよ。

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