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スポーツビジネスとは┃スポーツに関わる仕事・強みの活かし方を紹介!

スポーツビジネスとは

まずはスポーツビジネスについて説明します。

スポーツビジネスとは

スポーツビジネスとは一般的にスポーツに関連する仕事のことを指します。
イメージのしやすい身近なものだと、試合観戦やチーム運営、施設管理などが挙げらられます。
スポーツジムの運営などもスポーツビジネスと言えるでしょう。

スポーツは3つの立場から成り立っている

スポーツは
・する人(選手やプロチームなど)
・見る人(試合を観戦するファンなど)
・支える人(ボランティアやスタッフ、スポンサー企業など)
の3つで成り立っており、それぞれの立場でビジネスに絡むチャンスがあります。

スポーツ市場ってどうなの?

スポーツ庁が令和4年に出した発表では「スポーツ市場規模は、2018年で9.1兆円となっており、増加傾向にある」と述べています。

( 日本版スポーツサテライトアカウント2020の試算/スポーツ庁第3期スポーツ基本計画の概要(詳細版)・データ集(スポーツの成長産業化))

また、スポーツ庁は「スポーツ市場規模5.5兆円を2020年までに10 兆円、2025年までに15兆円に拡大することを目指す。」という具体的な目標を掲げているので、スポーツ市場は今後も伸びる可能性があるといえるでしょう。

スポーツに関わる仕事の種類

では、スポーツに関わる仕事とは具体的にどのような仕事が挙げられるのでしょうか?

スポーツ用品に関わる仕事

皆さんが普段トレーニングや試合で使っているスポーツ用品に携わる仕事です。
・商品を考え企画、立案する仕事
・実際の商品を製造、生産する仕事
・商品を販売する先を探す営業職
・実際にユーザーへ商品を届ける販売職
などがあげられますね。
スポーツの知識はもちろん、各用品の素材や特徴などの専門知識も求められます。

プロスポーツ選手に関わる仕事

プロチームの一員として選手のサポートをする仕事です。
・チームコーチとしてチームを強化
・トレーナー、ドクターとして選手のコンディショニング管理
・スポーツ栄養士の立場から食事をサポート
・スカウトマンとしてチーム力を底上げする
などがあげられますね。
多くが資格や経験を求められる場合が多いです。

スポーツ施設に関わる仕事

皆さんがよく利用する体育館やプール、スポーツジムなどのポーツ施設が該当します。
主な業務としては
・施設利用の入退管理
・施設予約のスケジュール管理
・監視スタッフとして安全管理
・施設を活用したイベントの企画立案、運営
などがあげられます。
スポーツジムなどは、次のスポーツを教える仕事を兼任する場合が多いです。

スポーツを教える仕事(指導者・体育教員)

ひとえに「スポーツを教える」と言っても対象により様々な職種があります。
・児童や生徒に授業として教える場合は体育教員
・部活動やチームで指導する場合は指導者や監督、コーチ
・スポーツジムや運動施設などではインストラクター
などがあげられます。
体育教員は教員免許証が必要になり、その他の監督・コーチは種目により資格の有無が異なります。
インストラクターは様々な資格があるので、自分が目指すスタイルに合わせて資格を取得するようにしましょう。

試合やスポーツイベントを企画・運営する仕事

プロスポーツチームでは、試合でのチケット販売が大きな収益源のひとつです。
試合の勝敗は左右できないため、試合はもちろんですが、試合以外の部分でも盛り上がる企画を立案・実行します。
例えば、キッチンカーを用意してみる、フォトスポットを用意するなど、より行きたくなる施策の検討が必要です。
また、準備では試合の認知を広げるために様々な媒体を活用し告知をすることで、ひとりでも多くの観客を動員するために試行錯誤をします。

スポーツ施設やスポーツジムにおいても、教室などを企画する場合があります。
今の利用者向け、新規利用者獲得のためなど、目的に応じてニーズに合った教室を企画し、集客を図ります

スポーツについて取り上げるメディアの仕事

スポーツの試合結果やアスリートのインタビュー記事などを掲載するメディアです。
・新聞社
・競技の専門誌
・WEBサイト
・SNS
などがあげられます。
専門競技のメディアであれば、ユーザーがその競技のファンであることが多いため、よりコアな情報を届ける必要があります。
一般的なメディアの知識に加えて、競技知識が多く求められるでしょう。

その他「スポーツ」に関わる仕事

スポーツに関わる仕事は、上記だけではありません。
『スポーツ×〇〇』であれば多くの職種でスポーツに関わることが可能です。
例えば、
「スポーツ×飲食店」なら、スポーツバー
「スポーツ×食品」なら、プロテイン関連
「スポーツ×かばん」なら、ランニングバック
「スポーツ×植物」なら、芝の養成・会場設備
など、ぜひみなさんも考えてみてください。

スポーツ業界に就職・転職する際の注意点

では、スポーツ業界に就職・転職したい場合は何に気を付けたらいいのでしょうか?

「スポーツに関わるを仕事にしたい」だけではNG

例えば、プロチームの運営を一つとっても、
・選手、監督、コーチなどのリクーティング
・選手のコンディショニング管理 
・選手、スタッフのスケジュール調整
・サイトの運営 ・SNS運用 
・試合やイベントの告知 ・試合に向けた準備
・スポンサー獲得の営業 ・運営スタッフの採用
など多岐にわたります。
ただ「スポーツを仕事にしたい」と考えるのではなく、
「自分の○○という強み(経験)を活かしてスポーツに関わる仕事にしたい」と考えることが大切です。

スポーツ業界で活かせる強み(経験)とは

先ほども述べた様に、スポーツビジネスは多岐に渡っており、「スポーツ×○○」であればスポーツビジネスのひとつとして捉えられることも少なくありません。

逆手に取ると「○○」の部分を自分の強みに置き換えて考えると、自分のやりたいことが見えてくるかもしれません。
「○○」の部分が多ければ多いほど、スポーツビジネスでの活躍や選択肢の幅は広がるのではないでしょうか。

チーム運営を一例に活かせる強みを見てみましょう。

例①人事経験

何においても人材がいないと事業は始まりません。
事業を円滑に進めるために、スタッフを採用するリクルーティング活動のメンバーとして、スポーツチームの運営や施設運営を支えられるかもしれません。

例②営業経験

チーム運営において、スポンサー獲得は重要な収益源です。
様々な企業、団体を訪問し、営業活動を進めスポンサー獲得を目指します。
自分が獲得したスポンサーロゴを付けた選手が試合に出たときの達成感は、ひとしおでしょう。

例③事務経験

例えば、試合運営をするためには施設を管理する企業をはじめ、当日出展予定のお店・団体など、様々な方と連絡を取り、事前準備を必要があります。
ミスなく漏れなく作業を行い、当日を迎えるためには、高いタスク処理能力も必要です。
縁の下の力持ちとして、チームを支えることができるでしょう。

例④WEB広告・SNS運用の経験

今の時代、SNSやWEBの知識はどの業界においても必要です。
特にプロスポーツでは、ファンを獲得するためにSNSを運用しているチームがほとんど。
自分の今いる業界で学んだ手法をスポーツ業界に取り入れるなど、「創造力」を活かして会社やチーム全体を盛り上げましょう!

活かせる強みは他にもたくさんある

まずはあなたが経験してきたことを振り返ってみて、「スポーツ×○○」をたくさん書き出してみましょう。
きっとスポーツとの関わり方が見えてくるはずです。

まとめ

スポーツビジネスで求められることは、スポーツ経験だけではありません。
「スポーツの成績が良くなかったから…。」と悲観的になる必要はなく、自分のスポーツ以外の経験を振り返ってみましょう。

また、「ゆくゆくはスポーツ業界に入りたい」という方も、どういった仕事内容で関わりたいのかを考えながらキャリアプランを考えると、理想に近づくかもしれません。

自分の強みを整理したいならエージェントを活用しよう

自分が当たり前と思っている習慣や経験が、第三者から見ると実は大きな強みだったということも少なくありません。
「経験を誰かと整理したい」「強みが見つからない…」という方はエージェントの利用も検討しましょう。

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