就職・転職ノウハウ

【新卒向け・例あり】部活やスポーツ経験を活かした自己PRの作り方

自己PRとは

自己分析と企業理解をしたうえで、共通点や共感した点などを
企業に伝えるための重要なアピールポイントです。


自己分析
これまで経験してきた事、そこで学んだ思考や価値観、経験で培った力を社会や企業でどう活かしていくかなどを分析してまとめます。

企業理解
その企業の仕事内容やどのような想いで事業を行っているか(理念)などを調べることです。

どちらか片方だけではなく、自己分析と企業理解のどちらも行うことで、より良い自己PRを作ることができます。

新卒の自己PRのポイント

では早速、自分について把握できたことを、どのように自己PRで述べたらいいのかを確認していきましょう。


冒頭に結論、端的に述べる

新卒での自己PRでは、分かりやすく端的に伝えることが重要です。
分かりやすく伝える手段としてPREP法を参考にしましょう。

P:結論(Point)
R:理由(Reason)
E:具体例(Example)
P:結論(Point)

上記を意識することで、ダラダラとした文章を作成することが減り、端的な自己PRを作りやすくなります。

部活経験などの具体的なエピソード

自己PRでは、その力を培った“具体的なエピソード”が必要です。
数字を活用して、より伝わりやすい内容にしていきましょう

例:
たくさん練習しました→毎日2時間の自主練習
主将として部員を統率した→100人いる部活動の主将として

感情表現を入れる

エピソードでは結論だけではなく、「この点に達成感を感じた」などの心の動きを入れると自分らしい自己PRを作ることができます
企業側はあなたがどのような人なのかも注視しています。その時の感情の変化を入れることもおすすめです。
また、自己PRは失敗エピソードでも問題ありません。
その際は「頑張ったものの、失敗をしてしまった。だが失敗した経験から〇〇を学ぶことができた」などと述べるようにしましょう。

最後に会社で活かせる点を述べる

競技を通じて学んだことは、競技以外でも充分に活かせるスキルだと思います
社会や会社ではどのような場面で活かせそうかを考えて、まとめるようにしましょう。


新卒のスポーツ経験を活かした自己PRの作り方

では実際に、部活動やスポーツ経験を活かした自己PRの作り方を確認していきましょう。
メモなどを用意して、STEPに沿って作成しながら進めてみてください。

STEP1:部活動やスポーツについて

競技名はもちろん、競技歴、人数規模、役割、組織の雰囲気などを具体的に記入します。

例:
私は16年間、バレーボールを続けていました。
大学では全国で見ても強豪校と言われる部活動に所属し、50名以上いる部員の中でレギュラー争いをしながら、部活動のキャプテンとしてチームをまとめてきました。

STEP2:競技で挫折した出来事

挫折した経験が思いつかない場合は、難しかったことや挑戦したこと、立てている(立てていた)目標でも問題ありません。
実際に達成できたか、出来なかったかではないので、いくつかある場合は箇条書きでもいいので書き出してみましょう。

例:
チームとして「インカレ優勝」を目標に掲げて活動をしていましたが、連敗が続いたことでチームの雰囲気が悪くなり、なかなか立て直すことができない時期がありました。

STEP3:STEP2の出来事に対して行動したこと

その出来事に対して、自分が何を考えて、どう乗り越えたのか、行動やプロセス、思考について具体的に思い出しましょう。

例:
キャプテンとしてどうにかしなければと、悩んでいましたが、行動をしなければと思い、メンバーだけではなくOBやOGに相談をして、アドバイスを参考に「ミーティングの時間を増やす」「試合形式の練習を増やす」「筋トレメニューをみんなで考える」などを実施しました。

STEP4:その結果どうなったか

行動した結果を書き出してみましょう。
どのような変化や影響があったのかを具体的にすることが大切です。

例:
結果、インカレ優勝は叶えられませんでしたが、チームとしての連敗は止めることができ、チームの雰囲気をよくすることもできました。
今までのチームにはなかった、積極的な声掛けや前向きな発言が増え、合同合宿をしたライバル校の監督からも「以前に比べて格段にいいチームに見える」と声をかけていただきました。

STEP5:経験で身に付いた力、感じたこと

経験から身に付いた力や感じたことを具体的に書き出しましょう。

例:
私はこの経験を通じて、一人で抱え込むのではなく周りに相談することと、考えるだけではなく行動することの大切さを学ぶことができました。

STEP6:経験は企業や社会でどう活かせるか

競技で培ったと力は、競技活動だけでも十分に活かせるはずです。
企業や社会のどんな場面で役立つか、活かし方を考えてみましょう。

例:
「相談すること」や「行動力」は、社会に出て貴社に入社した際、様々な業務を遂行する上で大切な力だと思っています。分からないことを分からないままにせず積極的に伺い、初めてのことにも臆することなく行動し、貴社に貢献したいと考えています。

STEP7:STEP1~6をまとめる

STEP1~6で作成した文章を順番にまとめ、書き足したり微修正を加えると、自分らしい自己PRが完成します。

例:
私は16年間、バレーボールを続けていました。
大学では全国で見ても強豪校と言われる部活動に所属し、50名以上いる部員の中でレギュラー争いをしながら、部活動のキャプテンとしてチームをまとめてきました。
チームとして「インカレ優勝」を目標に掲げて活動をしていましたが、連敗が続いたことでチームの雰囲気が悪くなり、なかなか立て直すことができない時期がありました。
キャプテンとしてどうにかしなければと思い、悩む時期もありましたが、メンバーだけではなくOBやOGに相談をして、アドバイスを参考に「ミーティングの時間を増やす」「試合形式の練習を増やす」「筋トレメニューをみんなで考える」などを実施しました。
結果、インカレ優勝は叶えられませんでしたが、チームとしての連敗は止めることができ、チームの雰囲気をよくすることもできました。
今までのチームにはなかった、積極的な声掛けや前向きな発言が増え、合同合宿をしたライバル校の監督からも「以前に比べて格段にいいチームに見える」と声をかけていただきました。
私はこの経験を通じて、一人で抱え込むのではなく周りに相談することと、考えるだけではなく行動することの大切さを学ぶことができました。
この「相談すること」や「行動力」は貴社に入社した際、様々な業務を遂行する上で大切な力だと思っています。分からないことを分からないままにせず積極的に相談をし、初めてのことにも臆することなく取り組み、貴社に貢献したいと考えています。

いかがでしたか?
みなさんもぜひSTEP1~7を実践して素敵な自己PRを作成してください!

自己PRが思いつかないとき


「自己PRの作り方は分かったけど、具体例が思いつかない…」というときはこちらも参考にしましょう!

強み一覧から探す

身に付いた力、培った力が思いつかない時は以下の記事も参考にしてみてください。
部活で使える強み一覧から、自分に近い経験を振り返ってみることも、自己PRを作る近道です!

AI(chatGPT)を活用する

AIが相談相手になり、考えをまとめるサポートをします。
上手に利用する際はプロンプトという指示・質問がとても重要になります。
利用にはいくつか注意点もあるので、以下記事を参考にしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
気を付けるポイントや実際に作る際の手順、思いつかない時の方法が分かったと思います。
自己PRを作る際はぜひ参考にしてください。

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