就職・転職ノウハウ

「就活をやめたい」と思う気持ちの原因は?対処方法・就活以外の選択肢とは

「就活したくない」という感情は就活学生ならだれもが一度は抱える感情ですよね。
今回は「就活をしたくない」と思う理由の原因を分解して、どうして嫌なのかを考えましょう。

また、就活をしない場合の選択肢・就活をするメリットデメリット、就活を楽に進めるコツも紹介します。

目次

就活したくない!の理由を分解しよう


「就活したくない」と思う原因は、大きく2つの側面から考えらえれます。
それぞれを詳しく確認してみましょう。

就活に対するイメージが悪いから就活をしたくない

「就職活動」自体に良いイメージを抱えていないケースです。

例えば…

就活の仕方が分からない

人生初めての就職活動。
進め方をイチから教えてもらえるわけでもないので、何から始めたらいいのかが分からず、困る方も多いのではないでしょうか。
分からないことを始めることは誰でも不安ですし、やりたくないな、と思ってしまいますよね。

就活はしているが不採用が続いている

就職活動には「不採用」が付きものです。
充分な対策をせずに選考に進んでしまうと、不採用が続きます。
企業から理由を知らされない場合も多いので、人格否定をされている気分になり、自分自身に自信がなくなってしまいます。

就活が面倒くさい

就職活動には、多くの時間と労力が取られます。
「働きたい仕事があるわけでもないのにどうしてやらないとならないのか」という気持ちを抱えてしまうと、部活動やアルバイトの方が魅力的に感じ、徐々に就職活動が面倒になっていきます。


このように、就職活動に対するイメージが悪いと、「なんか就活したくないな」と思ってしまいますよね。
もう一方の側面を確認してみましょう。

働くことに対するイメージが悪いから就活をしたくない

もう一方の側面は内定をもらった後、働く際のイメージです。
「働くのって大変そうだな」という漠然としたイメージが就活をやりたくないと思わせるかもしれません。

例えば…

向いている仕事が分からない

自分に向いている仕事が分からなければ、どの企業の選考を進めていいのかが分かりません。
「向いていない仕事をしたくない」という気持ちが先行して、就活を進められないパターンです。

組織に属したくない

就活をして内定いただいた企業で働く際、多くの場合は企業に属します。
組織のひとりとして働きたくない、会社員になりたくない、という方からすると、就職活動は苦痛かもしれません。

働くことが大変そう

よく、社会人の先輩から「働くことは大変だよ」と言われることも多いですよね。
そんなことを言われてしまったら「じゃあ働きたくない」と思うことは当然です。
もし可能であれば、その方に何が大変なのかを聞き、自分にとっても大変と感じるかを確認するようにしましょう。

ブラック企業に入社するかもしれない不安がある

就活中に、なかなか内定が取れず、唯一内定の出た企業に就職するブラック企業だった、という話を耳にしたことがある方もいると思います。
こういう話を耳にすると、「就活しても働く先がブラックなら嫌だな…。」という不安な気持ちになりますね。
内定をもらっても、承諾するまでに仕事内容や働く環境をしっかりチェックするようにしましょう。

他にやりたいことがある

就職活動では叶えられない進路も、もちろんあります。
就活は<卒業後に働く学生>と<学生を採用したい企業>がマッチングする場です。
企業で働くこと以外の選択を希望する場合は、就活の必要性を感じないかもしれません。
最近は2018年1月より、厚生労働省が副業・兼業に関する規定を新設したことをきっかけに、「副業でやりたいことを叶える」という選択肢も増えてきました。
そういった選択肢も視野に入れることも良さそうですね。

いかがでしたか?
では次に、就職以外の選択肢はどのようなものがあるのでしょうか?

就活以外の選択肢とは

フリーターになる

厚生労働省はフリーターの定義を以下と示しています。(厚生労働省リンク

フリーターとは、15~34歳の若年者(学生及び主婦を除く)のうち、勤め先における呼称がアルバイト又はパートである者(これまでアルバイト・パートを続けてきた者で無業の者を含む。)をいう。

このように、アルバイトやパートとして、働きながら生活をするキャリアです。
就職活動では叶えられない夢やキャリアを叶えるために、一時的に選ぶパターンが多くみられます。

フリーランスとして一人で働く

誰かの下で働くのは嫌だ、叶えたいことは企業だと無理だ、という方が多く選択するキャリアです。
自分自身で会社を立ち上げたり、個人事業主としてキャリアをスタートさせます。
自由な働き方ができるので、人間関係等のストレスは軽減される一方で、自分自身で仕事を獲得する必要があるため、収入面が不安定になる可能性もあります。

留年や休学をして自分を見つめ直す

大学生活は授業、部活動、アルバイト、ボランティア活動などであっという間に過ぎていきます。
「将来のことを考える時間がなかった。もう少しじっくり考えたい。」と感じたときには、留年や休学も選択肢の一つになるかもしれませんね。

大学院や専門学校に進学をする

大学生活を通じて、自分の進みたい道が変わった方もいるでしょう。
改めて気になる分野の学びを深めたり、必要な資格を獲得するために、必要な学校へ進学をするという選択肢もあります。

海外留学をして語学力を身に付ける

グローバルに働きたい!と考えた際には語学力が必要になります。
また、他国文化を知ることで視野が広がり、新たな発見もあるかもしれません。



このように、就職する以外の選択肢は多数あります。
就職をしない場合、以下のメリットデメリットと併せて、選択肢から選ぶ参考にしてください。

就活・就業をするメリットデメリットとは

では就職活動を進める、企業に就職するメリット・デメリットを確認しましょう。

メリット①新卒採用枠での入社ができる

規模の大きい企業では、新卒採用枠が一定数設けられます。
自分の知っている企業や気になる企業の採用情報をチェックしてみましょう。
気になる企業の一員になるチャンスがあるかもしれません。

メリット②経験やスキルが無くても採用されやすい

新卒採用では、スキルや経験よりもポテンシャル採用である場合が多いです。
企業の採用担当者は大学で学んだことや経験した出来事から、あなたが会社で成長し、活躍する姿を想像して、採用可否を判断します。
学生時代の経験を上手にアピールすることで、より採用に近づくことが出来ます。

メリット③入社後研修や新人教育が充実している場合が多い

先ほども述べた様に、新卒採用は未経験を前提としています。
そのため、入社後に<社会人としてのマナー>のセミナーや研修を受ける場合が多いです。
また、業界知識やルールなども併せて学べるため、中途採用と比較すると未経験からも気になる業界にチャレンジする環境が整っているといえます。

メリット④合説などが多く、一度に様々な業界・職種を検討できる

中途採用と異なり、新卒の就職活動は期間が限られています。
そのため、多くの企業が集まって大規模な合同説明会が各地で開催されることが多く、一度に多くの企業を見ることが可能です。
また、この時期は企業説明会の開催頻度も多いので、求人票を見るだけでは分からない、会社の中身が分かる機会が増えます。
「業界が決まっていない」「職種が定まらない」という方も、様々な選択肢から検討することで自分に合う合わないが徐々に分かってくるかもしれません。

メリット⑤安定した仕事をしながら、副業で「自分のやりたい」が叶えられる

先ほども述べたように、2018年1月より、厚生労働省が副業・兼業に関する規定を新設しました。新設により、各企業の副業に関する規定は緩和され、「副業OK」の企業も増えつつあります。
「やりたいことはあるけど、収入面が不安」という方は、ライフワークバランスの取りやすい企業へ就職をして、副業としてやりたいことを実現する方法を検討してもいいかもしれません。


一方で、就職活動や就業をするデメリットは何があるのでしょうか?

デメリット①就活に時間を取られる

就職活動は、時間も労力も必要です。
・エントリー企業を探す
・エントリーのための書類作成
・面接や面談の日程調整
・面接準備、対策
を複数社同時に進行させる必要があります。
授業、アルバイト、部活動と並行して進めるためには、スケジューリング能力が必要です。
上記に関しては、エージェントを利用することで解消する可能性もあります。
ぜひ、エージェント利用も検討してみましょう。

デメリット②就活が上手くいかないと自分に自信が無くなる

就活を進めていくと、いわゆる「お祈りメール」という不採用のメールが届くようになります。
お祈りメールが続くと、自分にどんどん自信が無くなり、メンタルが不安定状態になることも。
不安定なメンタルでは当然、面接で自分の実力を発揮することは難しくなりまた不合格…。
負のスパイラルに陥る可能性があります。

デメリット③新卒枠にとらわれ過ぎると早期離職のリスクも

卒業までに内定を取って就職先を見つけなきゃ!と焦り過ぎると、自然と視野が狭くなります。
「色々落ちた結果、唯一もらった内定に就職をしたら全然合わない会社だった…。」なんてことも。
自分のやりたいことや自分に合う仕事「軸」を決めたうえで就職を進めることが大切です。

デメリット④就職以外の選択肢を自分で情報収集する必要がある

就職以外の選択をした場合、どのような方法があるのか、その道の先輩はどんな風にキャリアを歩んでいるのかを学ぶ必要があります。
就職活動では有効活用ができる、OB・OG訪問などもないため、SNSやネットを利用して、様々な情報から学ぶようにしましょう。

就活を投げやりに終わらせるのはNG


「就活が辛いから」という理由だけで就活を辞めてしまうことは辞めましょう。
新卒として就職活動ができる時期は決まってるので、ぜひ以下を確認をして、本当に就活を辞めるべきなのか、他の就活方法はないのかを考えることが大切です。

就活を進めるか迷ったらやってみよう5選!

自分の気持ちを振り返る

どうして就活をしたくないのかを振り返ってみましょう。
もし、「就活が嫌だ」という理由であれば、少しだけひと休みをしてみたり、就活の進め方などを変えてみてもいいかもしれません。

人生設計を逆算して考えてみる

就活をしなかった場合のキャリアについて、考えてみることもひとつです。
考える際は今から将来に向かって考えるのではなく、「〇歳までに〇〇をしたい」というプランを立てて、逆算して考えてみましょう。
今、何をするべきかが見えてくるかもしれません。

自分のやりたいこと、譲れないことを考える

自分自身の「軸」を改めて振り返ってみましょう。
自分の絶対譲れないことが、もし就職活動や企業で働くことによって奪われてしまうのであれば、就活はしない方がいいかもしれませんし、就活をすることで「軸」を守れる場合もあると思います。

いろんな人の話を聞いてみる

社会人を経験している先輩に話を聞いてみましょう。
就活の時の話や、学生と社会人の違い、良かったこと悪かったことなど、先輩ならではの話が聞けるかもしれません。
出来れば具体的な話を聞いて、自分が働くイメージをしてみましょう。
イメージができれば就活に対するマイナスの感情が減るかもしれません。

期間を決めて少しだけやってみる

まずは少しだけやってみる、というのも有効は方法です。
例えば「自己分析だけやってみる」「〇ヵ月だけやってみる」など、限定して始めてみましょう。
やってみた結果「やっぱりやめたい」と思えば辞めることを考えましょう。
できる範囲から手を付けてみることが大切です。

就活を簡単に進めたいなら『エージェント』を活用する

先ほども述べた通り、就職活動は初めてのことばかりで、戸惑い、悩みが尽きません。
また、自分に合う企業を探してエントリーをして対策をして…と就活には多くの時間と労力がかかります。
「面倒だな・・・」と思うことは、エージェントに任せてみることも検討しましょう!

エージェントを利用するメリット4つ

利用するメリットは全部で4つ!

①自分では見つけられない企業と出会える
②調べられない情報を知れる
③書類作成や面接対策などをしてもらえる
④日程調整を代行してもらえるので、効率的に進められる

詳細は、こちらの記事に掲載!
気になる方はぜひチェックしてください。

まとめ

いかがでしたか?
「就活をしたくない」という理由は、誰もが抱える気持ちです。
ただ、就活を続けるか辞めるかについては、まず、色々は角度から検討するようにしましょう。
就職活動は自分と向き合うことのできる大切な時間です。
自分と向き合い・考えることで、自分の「軸」や「キャリア」が見えてくるでしょう。

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